パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

リモコン

2024年09月25日 07時35分20秒 | ダイアリー

「もう、このテレビ嫌い!」
新しいテレビに向かって同居人が声を荒げる
彼女はリモコンを持って四苦八苦している
新しいテレビに向かって「変なのばっかり出て、全然番組が見られない」

そんなことはないだろう  
と一旦消したテレビをつける
すると普通の放送ではない画面が映る
テレビ局のボタンを押しても反応がない

そこでいろいろ試行錯誤して、やっと普通に戻った
最近のテレビは多機能になっていて、はじめからネット接続を前提に
YoutubeとかDAZNとかその他いろいろなネットサービスのアプリが入っている
これらのアプリ起動のボタンのせいで、リモコンもやたらと大きくなっている
だが、このリモコンの字は小さくて見にくい
上下左右のボタンも黒の背景に黒の矢印でよく見ないとわからない

新しいテレビは、パソコンと同じように、使用したいアプリを選択しないと前に進まないようだ
理屈はわかったが、これを年寄りに伝えるのは難しい
一旦教えても、見慣れない画面が出てきたら対処できるかは大いに疑わしい
(とりあえず、理屈は伝えた)

多機能というのは果たして便利なのだろうか!と、つい考えてしまう
いろんなことができるということは、いろんな設定や使い方を覚えなければならない
今年はエアコンも買い替えたが、同じメーカーの同じ製品を手に入れたが
リモコンはこれもまた大きくなっていた
つまりは前回になかった機能が入っているのだが、年寄には使いこなすのは難しい

年寄は、テレビ番組が見たいだけ
録画もしない 必要なのは音量を上げる機能くらいなもの
エアコンは涼しくなりたいだけ
そうした使い方をする人に大きな多機能のリモコンは使いにくい

本当は覚えるのが一番だが、無理そうなので結局、テレビ局を選択でき
音量調整ができるだけのシンプルな機能のリモコンを購入することした
それは文字も大きく、触るところも難しいものはない

それにしても、世の中の電気製品は便利になっているのだろうか?
少なくとも、年寄には優しいとは思えない
電気機器メーカーはお年寄りを対象に製品づくりをしていないように思えてしまう

尤も、こうして困る人のためにシンプルなリモコンをつくる企業もあるのだが


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