「いきなりステーキ」ではなくて「いきなり独断」だが
今の新城市議会の「議会運営委員会」のメンバーは交代したほうがいい!
それがここのところ傍聴している者の実感だ
市議会には委員会と名づくものがいくつかある
総務消防委員会、厚生文教委員会、経済建設委員会
これらは議会で上程された議案のうち
該当する分野のものについて議決すべきか否かを話し合う
その他には予算決算委員会がある
これは大事なお金の使い方をチェックする場所なので
上記の委員会のように、数人づつに分けられて行うのではなく
議員が全員集まって行われる
全員が集まるからと言って、この委員会の議事進行は「議長」ではなくて
予算決算委員会の「委員長」が仕切る
その他にあるのが「議会運営委員会」と「広報広聴委員会」
この内の「議会運営委員会」を問題視しているわけだが、
そもそもこの「議会運営委員会」の役割が直感的にわかりにくい
知らないものの強みでいろいろ想像してみると(少し調べてみると)
これは議会の進め方ついて仕切る委員会で、議会の時間(今回のようなコロナ禍における)
議員の座る場所、質問の順番、質問が被った時の若干の調整など
読んで字のごとしの役割をするとされている
ところが表立っていないがその他にもいろいろ役割があるようで
一般質問が終わった時点で、不穏当発言がなかったかどうか?等の
チェックを「議長からの諮問」で行うことになっているらしい
(この不穏当発言についても、本当にそれが不穏当発言なのか
と思う時が多々ある)
「議長からの諮問」というかたちで行われるものはまだ他にもある
「政治倫理審査会の請求」に関する時がそうで
決められた書式で書かれた政治倫理審査会の開催の請求は一旦議長に提出される
(市議会議員が請求するにせよ、市民が請求するにせよ)
議長は次に「議会運営委員会」に諮問を行う
問題はここからで、議会運営委員会が具体的にどのような機能を発揮すべきかが
かなりあやふやで、手続き上のチェックをするにとどまらず
時には内容まで踏み込んで判断を行うように見える時がある
本来は政治倫理審査会が結論を出すべきことも、結果的に議会運営委員会が
出してしまっていると思えるようなことが最近多く見られる
議会運営委員会が混乱した最近の例では、定例会で「緊急動議」が発議されたときだ
議会最終日の議員提案による「緊急動議」あった
前例のないことで、その扱いに悩むことになったが議会の運営に関わることなので
「議会運営委員会」が行われる事になった
ただ問題なのは、その動議の内容が議会運営委員会のメンバー数人に関することで
当事者たちにとっては、あまり議論してほしくない内容だったことだ
議会運営委員会のメンバーに都合の悪い内容のことでも、
彼らはちゃんと手続きに沿ってできるだろうか、、、というのが素朴な疑問だ
いろいろ見ていると、どうやら「議会運営委員会」は想像以上に
何かしらの力を持っているように思われる
だからこそ、かつて会派が存在した頃には、「議会運営委員会」は
全ての会派から選出されたメンバーで成り立ち、その決定は全会一致を基本として
「議会運営委員会」の暴走を防ぐようにしていたらしい
現在は会派がないというものの、実態としてはそれらしき集団は存在しており
その集団の数人はなんと「裁判の対象者」となっていて(裁判は終了したが)
そのなかから議会運営委員会のメンバーが4人選出されている(議会運営委員会は6人で構成)
先に挙げた「政治倫理審査会」に関することで
議長からの諮問に必要以上の内容への介入を感じさせたのも
(訴えられているのが議会運営委員会のメンバー)
不穏当発言の判断に対して疑問を覚えるもの
(その多くは議会運営委員会のメンバーと対立的な議員の発言について)
また最近話題になっている(議会は延長することになっている)
「利害関係者は議決に出席できるか否か」等の問題も
それらを仕切るのが実質的に「議会運営委員会」だとしたら、
今の特殊な構成メンバーで正常に「議会運営委員会」は機能できるのか、、
が疑問に覚えて仕方ない
物事を最終的に決めるのは多数決
それが制度的な正当性を確保するものとしても、その構成メンバーの多くが
案件に対して客観的な立場がとれないとしたら、その多数決は意味を成すものだろうか
ということで、最近の新城市の「議会運営委員会」は、
お互いが共通の利害関係に関与しすぎているメンバーから成り立ちすぎのように思える
一番スッキリするのは、対立的な立場の議員をあえて「議会運営委員会」に入れること
そうすれば、奇妙な「議会運営委員会」の暴走は防げると思うけど、、どうなのかな
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