ワールドカップも残りは準決勝、決勝、3位決定戦の4試合
強いところが勝ち残ったとは言えない真剣勝負は不思議だ
生き残ったのはクロアチア、アルゼンチン、モロッコ、フランス
夜中に見たのはフランス対イングランドだった
いい試合だった
アルゼンチン対オランダのように荒れることなく
ファウルも少なく質の高い戦いが展開された
パスの正確さ、ゴールに飛ぶシュート、ドリブルの迫力
それらは普段選手たちが高いレベルで戦っていることの証明だ
質の高いレベルの試合は緊迫しているからこそ生まれる
素晴らしいシュートが見られた
フランスの一点目のミドルシュートは見事の一言
数時間前の試合でモロッコがポルトガルに一点差で勝ったばかりなので
この日の流れはこれで決まりかと、それじゃつまらないと思いつつも
見続けていたら、今度はPKのチャンスがイングランドに
今回はPKが主役のような大会だ
蹴るのはイングランドのキャプテンのケイン
キーパーはプレミアリーグで一緒に戦っている同僚の選手
やりにくいと想像されるが、彼は読まれても届かない右上に思い切り蹴り込んだ
この度胸には感動を覚える
サッカー選手は一般の人よりキック力が数段強いので
思い切り蹴るとゴールの上に行ってしまう怖さを感じるものだ
だが、一点リードされた状態で得た二回目のPKはそれをやってしまった
イングランドはキャプテンに任せるしかないし、それでだめなら仕方ない
と思うことはできただろう
フランスの2点目のジルーのシュートは素晴らしかった
その前に放ったシュートも良かったので、ジルーはノッてきていたのかもしれない
だが試合自体はイングランドのほうが優勢に進めていた印象だった
シュート本数も多いし、思いの外イングランド選手はうまかったし
イングランドはクロスボールに勇気を持って飛びこむイメージだったが
そんなことはなく、ひつと一つのプレーの質が高く
取れるべく方法で得点しており、今大会で大量得点している理由もわかる気がした
つまりはイングランドが勝っても良い試合だった
だが勝ったのはフランス
フランスで効いていたのはグリーズマンだったと自分は思う
クロアチアのモドリッチの様に気が利いたプレーが多く
フランス全体のリズムを作っていたような気がする
だからイングランドは後半彼とどう対処するのかが興味深かった
フランスは勝ち残ったが前回ほどの強さはない気がする
次の対戦相手はモロッコ
快進撃を続けるモロッコだが、、それが続けられるか?
かつて優勝したことがあるチームと無いチーム
それは大相撲で優勝したことのある力士とない力士の違いのようだ
つまりはモロッコは平幕の力士で、あれよあれよと勝ち残っている感じ
ここから未知の戦いに実力を発揮し続けられるか
もう一つの山のクロアチアとアルゼンチンは大関が残っている感じ
どちらも勝ちにこだわる現実的なチームで、お互いPK戦にも強い
メッシもモドリッチも今回のワールドカップで最後だろうから
運を掴みたいだろう
今回で最後なのはメッシ、モドリッチ、クリスティアーノ・ロナウド
それからネイマール(?)
少しづつ時代が動いている
稀有な選手が有終の美を飾るか、それとも残酷なくらい時代の移り変わりを明らかにするか
気まぐれな、そして時間が経てばそれも必然だったと思わせる運命を司るサッカーの神様は
どんな結末を用意しているのだろう
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