パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

サッカー界の最近の変化

2023年08月28日 09時20分27秒 | サッカー

最近のサッカー界はサウジ旋風が吹き荒れている
プロの選手として給与等の条件の良いチームに所属するのは
当然なのだろうが、その好条件を次々と提供して
ヨーロッパリーグで活躍中の著名な選手を引き抜いている

始まりは多分、クリスティアーノ・ロナウド
メッシとバロンドールを幾度か争った選手だが
なんとなく唐突にサウジのチームに移った

ギリギリの勝負に何時もさらされていた選手が
そこまでしなくても活躍できて
お金だけはしっかりもらえる環境はどんな気持ちなんだろう
見ている方は無責任にギリギリの勝負している方が
充実感を覚えると信じたい

サウジはその後レアル・マドリーのベンゼマ
直近ではネイマールも移籍した
大半はキャリアの後半の人が多いがネイマールにはちょいと失望を覚えた

サウジではないが、メッシも今はヨーロッパにいない
彼は今アメリカのチームにいる
You Tubeで流れてくる動画では、メッシは呆れるくらい得点を重ねている
試合終了寸前にフリーキックから勝ち越しの得点
みんなが得点に苦労する中、1人だけ簡単にシュートを決めてしまう

メッシは楽しそう、、と表現する人が多い
今までギリギリの勝負をしていた人が少し余裕を持ってサッカーを楽しむ世界に
移っているかのようだ
メッシのチームにはバルサ時代の同僚ブスケツやジョルディ・アルバも移ってきた
アメリカのサッカー界は昔、ペレを選手としてニューヨーク・コスモスに招いて
プロのサッカーリーグを盛んにしようとしたことがあった
そして何年後にはワールドカップ優勝という計画をぶち上げたことがあった
しかし、なかなか思い通りにはいかなかった

アメリカは女子サッカーは盛んだったが、このように男子は思い通りに進まなかった
だがFIFAランキングは案外高く、日本より上だ
アメリカに住むヒスパニックの人たちがサッカー界を支えているようだ
そう言えばメッシのいるマイアミはヒスパニックの人たちが多いそうだ

昔、日本にも有名選手がきたことがあった
ジュビロ磐田にはドゥンガ、スキラッチ
アントラーズにはレオナルド、ジーコ
他のチームはストイチコフ、エムボマ、ストイコヴィッチ、リネカー

こうした類まれな能力を持った選手がジャパンマネーのお陰で見ることができた
そしてその効果は実は観客の動員だけでなく、対戦する日本の選手の体感としての
経験の蓄積となった
どんなにスーパーなプレーでも何回か真面目に対応していくうちに
いくらかは上手く対応できるようになる

サウジの成長に不安を感じるのはこのためで
特別な選手のプレーをサウジの選手が相対することによって
体に染み込むスピードへの慣れは、今後日本と戦う時には
大概のプレーに対処できる素地ができるのではないかと思ってしまう

しかし、選手はお金儲けのための手段としてのサッカーと
強い相手と戦いたいというアスリートとして気持ちと
どちらが優先するのだろう

人の気持ちを読んだり、財布の中を覗くことはできないが
お金ではなく、厳しい戦いの中でプレーヤーとしての高みを求めてほしい、、、
と現役の選手には望みたい

サウジはリーグ優秀なチームはヨーロッパチャンピオンズリーグにも
参加できるように画策しているとか

このようにサッカー界はダイナミックに動いている
だがその大きなポイントはお金次第のところがある
仕方がないと思うが、日本は置いてけぼりになってしまわないか
ちょいと不安

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