行政の行為の正当性は手続きを守っていることで確保されるようだ
「手続きに瑕疵はない」
その一言で断定されたのが、少し前の出来事
でもよくよく流れをチェックすると、疑念が湧いても仕方ないことは多い
市はある企業から土地を購入することになった
建物があった場所は更地にして渡すことになっていた
渡す前には行政のチェックが行われる
これは当たり前のことだが、少し驚いたことがあった
チェックをしたという行為の証明となる書類は
何月何日に誰々が確認をした、、というだけの記録しかないのだ
実は引き渡しのチェックが行われる少し前に、議員さんがその現場をチェックしていた
その時議員さんは、更地できれいになっているはずの土地にコンクリート片とか
鉄筋が幾つか見えたらしい(聞いた話だが)
こんなのでは更地の条件に適さないから、善処してほしい
議員さんたちはこう指示してその日の役目を終えた
その何日か後、行政が検査をして確認書類が作成されたのだが
それには議員さんが指摘したところがちゃんときれいになっていたのか?
がわかる写真や処理した記述のあるものはない
素人としては写真を撮ってきれいな更地になっていることを確認できるものとして残すのが
普通のことだと思うし、議員さんのあのような指摘があったばかりなので
余計に気を使って、きれいな更地の状態を記録として残すのは当然だと思う
しかし、今のところ行政の細かな確認作業の内容とか写真はない
(少ししてそれらは出て来るかもしれないが)
このことで驚くのは、行政は手続きとか段取りを規定の方法で行えば
それで問題はないとされがちということだ
手続きがどんなにアバウトすぎても、それを行ったという事実だけが
正当性の確保につながるとは、、、
いろんな手続きは、その内容こそが問題となるべきで
例えばパブリックコメントではこれの募集を行ったという事実よりは
そのパブコメにどのような問題点が指摘されたかが重要だと思う
だが、大半のパブコメは行政のアリバイ作りに利用されてしまう
(市民説明会、パブコメはアリバイ作りの定番らしい)
なんだかな、、、
結局はアバウトな手続きでいろんなことが進んでいくのか
そんな気持ちにさせられた最近の思い
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