何度目の挑戦なのだろうか
通勤時間の車の中、最近、何を思い立ったか
聴くにはしんどい新ウィーン楽派の弦楽四重奏曲
ラサールカルテットのものに時間を費やしている
シェーンベルク・ヴェーベルン・ベルク
実演ではベルクはヴォツェクのコンサート形式のものとヴァイオリン協奏曲
ヴェーベルンはラトルのコンサートのアンコールで
8小節くらいの短い曲
(凝縮した美が、コンサートで火照った感覚には心地よかった)
この二人は現代音楽といっても
聴いた感じは、こんなのもアリかな!と
それ程違和感を感じなかったが
まだ聴いたことのないシェーンベルクは
CDやレコードに頼るわけなのだけれど
少なくともこの通勤時間で聴く範囲内では
少しきつい!
集中して聴こうとしても
しばらくするとよそ事を考えている自分がいる
どうも感情移入が難しい
で、今日の本題なのだけれど
この新ウィーン楽派の弦楽四重奏曲のセット
以前聴いた時から印象に残っているのがその響き
現代音楽としての響きではなく
アマティーという楽器のヴァイオリンの音
そう、この音色は好きな音
アルバン・ベルク四重奏団の音色よりはずっと好きな感じ
ヴァイオリンの音は実は比較して分かるくらいのものだとは思うけれど
それでも初めて聴いた時から
ライナーノーツにあったアマティと楽器名を覚えるくらいだから
以前からお気に入りだったのには間違いない
ヴァイオリンと言えばストラディバリウスが有名だけれど
名前が有名でも音色は記憶に残ってはいない
(音色と言うよりは演奏者が表に出ているせいかもしれないが)
それにしても、シェーンベルクはやっぱりキツイ
バルトークも自分にはしんどい
彼らよりはメシアンのほうがまだ抵抗感がない
しかし、せっかくだからもう少しシェーンベルクを聞き流してみようか
そうすれば慣れ親しめるかもしれない
それともやっぱり無理かな?