パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

エコーズ(ピンク・フロイド)

2016年04月20日 20時14分36秒 | 音楽

先日、ひょんなことから人にピンクフロイドの
「エコーズ」を聴くように勧める機会があった
この「エコーズ」は、プロレスのブッチャーのテーマ
「吹けよ風、呼べよ嵐」が収められた「おせっかい」というアルバムの
B面いっぱいを使って 収められた20分を超える大曲(組曲)だ

人に勧めたこともあって久し振りに引っ張りだして聴いてみた
キーン・・・キーンと静寂の中から始まる音は
どこか宇宙からの音のように感じる
そして、それは初めてこの曲を聴いた時の思い出に繋がる

ある年のお盆の一日だった
お盆になると友達が家に遊びに来ることが何年か続いていたが
その年は今はプロの音楽家(ベーシスト)になっている友だちが
彼の同級生を連れてきた、一枚のレコードを持参して 

それが「おせっかい」というアルバムだが、友達はB面を
かけるように言った

キーン・キーン 
印象的なこの音から始まるやいなや
その世界・音楽に心奪われてしまった
まるで宇宙からの音のよう、しばらくしてゆっくりと聞こえてくる音は雅楽のよう
それから、途中で聞こえるフレーズが何故かモーツァルトのクラリネット協奏曲の
第一楽章の一部を連想した
ヴォーカルの部分もある、しかし歌詞を理解しようとは思わなかった
けだるい感じの歌は、歌詞がわからなくても理解できるような気がした
曲は盛り上がって、いろんな変化をした後、ゆっくりした雅楽のような
フレーズに回帰する しかし明らかにそれは終わりに近いということを感じさせる

圧倒された 
曲が終わるやいなや、もう一度最初から聴こうとした
この曲がなんという曲で、なんというバンドが演奏しているか
聞くことも忘れていた

「エコーズ」を聞くときはこの記憶がいつも蘇る
暑い夏、あの部屋のあの場所に座って3人で集中して聞いていた時のことを

「おせっかい」というアルバムをすぐさま求めたのは言うまでもない
「おせっかい」のあとは「原子心母」を求めた
これも衝撃的なアルバムだった
原子心母はやはり20分を超える曲で、オーケストラやコーラスも参加している
自分はその分野を知っていなかったが
プログレッシブ・ロックというのだそうだった

今、現在聞き直すと(特に原子心母)少し大げさというか
時代がかっている気がしないでもない 
でもあの時代の空気・雰囲気はそうだった
なにか難解なこと、巨大なことに取り組むような
若い人は理解しようがしまいが朝日ジャーナルをもって
知識がステータスのような、、、

しかし、これらの曲が自分にとっては記憶に残るものだったが
同年代でも案外知ってる人は少ない
知らないことはもったいないと、おせっかいな自分はついそう思って 
つい人に勧めたというわけだ
(アルバムタイトルにはそんな意味があったのか?) 

ところで、このエコーズから連想するイメージはどうも宇宙的なものらしく
Youtubeにアップされているものをみてもそうなっている
youtubeには他にポンペイで行われたライブのもアップされているが
幻想的なヴァージョンのほうが面白いかも

おせっかいは以下に「エコーズ」の動画を紹介します
 


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