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パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

STAP細胞騒動の現在(素人の分かる範囲内)

2014年04月18日 20時58分28秒 | あれこれ考えること
もし小保方さんが男性であったり
もう少し魅力的でなかったら
(好みがあるので一般化はできないけれど
 多くの男性の支持を得そうな感じ)
この騒動はそれほどではなかったかもしれない

もちろん最初がノーベル賞級の発見
ということで、画像の取り違えや切り貼りで
批難されるところは多くあったが
批判のトーンが彼女だけではなく
理研の体質に及んだのは理研としては
予想外だったのではないか

ところで小保方さんの会見、笹井さんの会見を終えて
現時点でのわかっている(反論された)部分を整理すると
ES細胞の混入はなかったらしいということ
最初からES細胞は作っていなかったらしいし
仮にES細胞由来のものであったとしたら
細胞の大きさ等が異なるし、合体して何かができるということはないらしい
また、死に際の発光とも専門家としては異なると判断するのが
妥当らしくSTAP現象は有力な仮説と考えたほうが自然

ところがいつからか、STAP細胞とSTAP現象が
同じような意味合いで使われたり
意図的に使い分けたりしている
そして200回というのは細胞ではなくて現象としてカウントすべき
そんな雰囲気に満ちている

可能性のある細胞だが他の組織に変換できる可能性については
確認しなければならないと何かトーンダウンしている面もある

このいろんな組織に云々の実験で
若山教授の依頼したマウスの遺伝子と事件したマウスの遺伝子が異なり
ここで意図的な交換がされたとする可能性については
マウスの受け渡しは同一実験場の中で渡しており
別個の実験場から持ち込んだものではなく
なぜそうなったのか分からないとのこと
この辺りは正直な答えすぎて却って何かよくわからなくなってしまう

さて外野から見たこの騒動
自分の印象からすれば、この時代やっちゃったね小保方さん
というところ 画像の切り貼り、コピペ、画層の取り違え

肝心のSTAP細胞については
存在したらいいなが正直な気持ち
なにかの役に立つからそう望むというより
自然界は何故かそういうものであるほうが楽しい気がするから

話は細胞から飛躍して進化の話に移るが
環境への対応と言う時点で生物は
一旦どこか初期化して現在の環境に対応するように
なったのではないか?
と不意に思ったりする
初期化されて、生きていくうちに得た対応力や情報を
次の世代に引き継いだのではないか
つまり環境への対応は生物の変化の
足し算オンリーではなくて、リセットしたような
状況が存在したのではないか
無責任な素人はそんな風に考えてしまう
でも、そのほうがなんとなくすっきりする部分もあるような、、、

それにしても、確かに理研は何人ものスタッフを抱えて
世紀の発見をしたというのなら
なぜもう少し丁寧な検証とかチェックを行わなかったのだろう
ここのところは理研は責められても仕方ない

ここでメディアに注文
悪意があったかどうか法律論もいいが、
一番知りたいのはやはりSTAP細胞の存在の有無
たとえ専門用語が並んでわかりづらくても
そこのところはこれからも正確に伝えてほしいものだ

生物の不思議
想定外の現象
そうしたものの報道こそがリケジョを始めとする
マーケティング的な啓蒙よりは効果的な気がするが
どうなんだろう

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浜名湖花博2014

2014年04月17日 19時47分17秒 | 旅・旅行
埼玉に嫁いだ妹は半年に一度帰省する
その時はいつも地元にいる姉・妹が集まって
母を囲んで食事して
その後実家に戻っておしゃべりで時間を潰すのだが
今回(今日)は浜松で花博を開催中ということで
高低差の少ないガーデンパークの方の会場を訪れた

ウィークデイということでそんなに人出は多くなかった
駐車場も余裕たっぷり
これはいいのだが、駐車場の位置を示すもの(A-1とかD-3とか)
が何もなくて、いっぱいになったら帰る時
自分の車を探すのに苦労しそうで
何らかの方法で場所を区切って名前をつけたほうが来場者には親切
と思われる

入場料は一人800円
遠足だろうかジャージ姿の中学生(?)が
妙に楽しそうに見える



男は車の名前は簡単に覚えられるが、どうも花の名前は覚えられない
わかるのは特徴あるチューリップとか数種類だけ
女性陣は随分盛り上がっているが、、、

退屈な自分でもやっぱりきれいだなと思うことはある

こうした色彩は、もしこれが人工的につくったものなら
これだけの色数では騒がしくて落ち着きのない印象を持つに違いないが
自然はただ美しいと思うだけ(それにしても、カメラ撮影は下手だな、嫌になってくる)

あちこち歩きまわって興味深く感じたのが
庭造りに対する国別の感覚の違い

花がいっぱいにこれでもか!
と思われるほど植えられて、しかも整然としているのは
どこか偶然性に依存したり、余白の美を大事にする(?)の日本人とは確かに違う
もっともこの庭に建っている建物に日本風に庭は似合わないだろう

各国の庭園ゾーンがあった(2004年の花博の遺産?)
チューリップが沢山のオランダ庭園


イタリア トスカーナ地方の庭園  なるほどこんな感じだろうな
イギリス イングリッシュガーデン 
ドイツの庭
中国・韓国・ネパール
それぞれの国の個性はなかなか興味深い

印象派のモネの睡蓮の絵を想像させる橋と池があった


初夏の一日
昼ごはんも注文して直ぐに食べられたし
少し曇りがちだったが天気にも恵まれて
まずまずの一日

次回の妹の帰省時は多分紅葉のシーズン
さてどこまで足を伸ばすか
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消費税アップ、その実感

2014年04月14日 21時28分46秒 | 徒然なるままに
3%アップ
そんなに高額のものを買わない限り
それほど気にすることはないのでは
と思っていた消費税

アップして2週間
予想に反して、あれっ!
と思うことが少なくない

電器店でプリンターのインク6色パック
レジに映った価格を見ると、思わず高い!が実感

確かにべらぼうな上がり方ではない
わずかのアップなのだが、慣れている今までの価格とくらべて
払う段階になって、妙に高く感じてしまう

もっとも全部が全部8%の消費税になったというよりは
便乗値上げという程でもないが、値上げのチャンスととらえたところも多い

ちなみに、ある店のお昼の日替わりランチは680円から730円に
またあるチェーン店のコーヒーは380円から420円に
これらは、消費税分だけのアップではない
もっともそんなに腹が立たないのはこれらの店が
今まで充分安かったから
この際少しアップしても仕方ないと思えたから
しかし、正直なところちょっとでも商品に
プラス何かが欲しかったかな

先日出かけた名古屋までの往復 JR在来線使用は
土日祝日用が1600円から1640円(これは上げ幅が小さい)
名古屋市の地下鉄は価格変更はなし

この2つは優等生
しかし、ガソリン価格は消費税のせいだけではないが
高いな!が最初に感じること

さてこんな状況下
しばらくはみんな節約する気持ちになるのは
分からないでもない
それが良いか悪いかは分からないが、、、
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チューリッヒトーンハレ管弦楽団の音、ギドン・クレーメルの音

2014年04月13日 08時28分42秒 | 見てきた、聴いてきた(展示会・映画と音楽)
昨日、名古屋の芸術劇場コンサートホールに知人から招待状のチケットを頂いて
出かけた


プログラムはベートヴェンのヴァイオリン協奏曲とブラームスの交響曲1番

オーケストラの独自の音はあるのだろうか
イメージ的にはドレスデンとかゲヴァントハウスは低音が効く重心の低い音色
しかし、それでいて柔らかくふくよかにブレンドされた感じ
同じドイツでもバイエルンはもう少し明るい音色で反応が速いような印象
ベルリン・フィルはイマイチよくわからない
ウィーンフィルはピッチのせいもあるかも知れないが
どこか絹の光沢のような艶っぽいイメージがある
オランダのコンセルトヘボウは中音が充実したサウンド
ロシアのオーケストラは金管が生々しく響く豪快な音色
フランスはドイツと比較すると重心が高めにあって
明るい色彩的な感じ

と、いろいろ想像してみたが昨日のチューリッヒトーンハレ管弦楽団の音は
果たしてどうだったのか?
オーケストラの音はそのオーケストラ固有の音なのか
指揮者の導き出す音なのか要素がたくさんあってわかりにくいが
昨日聞いた感じから判断すれば指揮者の求める音のウエイトが高かったかもしれない

名前にチューリッヒとあるのだろうから本拠地はチューリッヒ
解説を読むと設立は1868年
歴史は十分すぎるほど 客演指揮者も大御所が訪れている(フルトヴェングラー、ワルター、クレンペラー)
ところが、音色はイメージしたものとは違った
(CDで聴いた音色とは同じだったが)
つまり、ヨーロッパの歴史を重ねたどこか余裕のある音色というより
現代を表すような賑やかな印象だった
ここで考えたのが指揮者のデヴィッド・ジンマンがアメリカ生まれ
ということに起因するのかもしれないということ
なるほどニューヨークの町を想像させるような、映画音楽のような音色だった

音色の話はここまでとして
演奏会の印象と感じたことなど

最初はベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲
実はソリストが誰かを知らずに聴いた
曲の最初からハプニング発生(?)
第一ヴァイオリンの奏者が途中で退席
体調のせいか弦が切れたせいか
ソリストは自分の出番前に何故か第一ヴァイオリンのパート(?)を弾いていた
ずっとというわけでなく、どういう基準で参加したのかちょっと素人にはわからない
やがて待望のソリスと登場の場面になって期待を持って耳を澄ますと
あれっ!
まず感じたのがこの事
音の線が細い、音量も小さい、神経質そう
高い音になると神経質さはより際立って
なにかそこが気になってどうも音楽に浸りきることができなかった
一体このソリストは誰なんだ?
終わったらプログラムを確認しなきゃ
そんなことを思いながら聴いていた
ヴァイオリンのソリストは気に入らなかったが
ファゴットの演奏は気持ちよかった
演奏がいいのかそのパートの音楽がいいのか分からないが

集中できずにいたがやがて一楽章も終わり部分 
ソリストの名人芸を披露するカデンツの部分になると
これがびっくり、ベートーヴェンのつくった音楽の変奏というよりは
現代人の感覚のアレンジされた音楽、音色もフレーズも
もっと驚いたのはオーケストラパートもすっかり新しい今まで聞いたことのない
部分が大量に挿入されていた
ところが、この部分  いつも定番の音楽じゃつまらない
と言う気持ちは分からないでもないが、自分は今ひとつの判断
まずは気分の統一感が全然ない
いきなり関係ない気分で太鼓を叩かれても
どうもなあ、、
と言ったところ

不満のまま第2楽章へ
これは良かった
冒頭部分、急に昨年行ったウィーンのハイリゲンシュタットの
エロイカガッセのあたりの風景が頭に浮かんで
やっと集中して聴けるようになった
ヴァイオリンの高音域の使用が少ないのか余裕のある音色

ウィーンのハイリゲンシュタットの小径



だが第3楽章になると、またあの現代的な音が復活
明らかに前後関係をぶった切られるような異色な音楽
はたしてそれを良としないのは凝り固まった頭から来ているのか
どうかは分からないが、フト考えたのが
生の演奏会の神秘的な瞬間、みんなが陶酔している瞬間を
この演奏者は認めたくないのではないかとおもったりした

音楽における神秘的な瞬間
それは職人芸から生み出されるものだろうが
そうした一種の慣れ合いのような定番の感情に浸るのは
このソリストは認められないとでも考えたのではないか
(あくまでも勝手な思い込みだが)

結局、一曲を通しては集中できたとは言いがたい
終わった後で演奏者の名前を見ると
なんと、ギドン・クレーメル

そうか、クレーメルか
それで納得

あの神経質そうな音色も
現代音楽っぽい志向性も
クレーメルならやりかねないな

しかし、あの音楽を聞いている瞬間が
幸福だったかどうかは別問題
楽しいだけが音楽の本質ではないとしても
ちょっとついて行けない感じがしたのは事実

ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲はラ・フォル・ジュルネで聴いた
デュメイの演奏が良かった
それは音楽に浸りきることができた
第2楽章の忘我となる瞬間、第3楽章の短調になるフレーズの美しさ
いまでもなんとなく覚えている

今回の演奏は変わった演奏だった
ということ以外覚えているシーンが有るかどうかは
大いに疑問

さて演奏はブラームスの一番のシンフォニー
個々で感じたのが冒頭のオーケストラの音色のこと
ドイツ語圏のオケなんだが、なんか熟成が足りない
まだあちこち収まりが悪い若いワインのような音色

前回芸術劇場のコンサートホールで聴いた
ゲルギエフとマリインスキー歌劇場管弦楽団の音は
本当にふくよかで柔らかく、あれは本当に良かったんだと
今回の演奏と比較して再認識

普通音楽はフォルテになると盛り上がるが
今回の演奏は映画音楽的な盛り上がり
音の連なり上の盛り上がりはあるかも知れないが
心理的な盛り上がりとその必然性はあまり感じられなかったかもしれない

アンコールはハンガリー舞曲の一番
いいアンコールピースだったが、どうしてもフルトヴェングラーの
先へ先へを煽り立て、みんなが面白がってついて行くベルリン・フィルの怪演を
思い出してしまった
(この演奏は一回聴いて見る価値は絶対にあると思う)
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外国旅行

2014年04月11日 21時24分40秒 | 徒然なるままに
若い時は時間はあるが金がない
壮年時代は金はあるが時間がない
年取ってくると時間はあるが金と体力がない

外国旅行に行こうと思った時に感じること
ならば一体いつ行けるのか?

多分こうした外部要因よりは内部からの
衝動に駆られた時が最善の時

ただ言えることは、若い時に方が
刺激に対する感覚が鋭敏で、そこで得たものを活かす時間も
たっぷり有るということ

若い時期は消化不良でも腹一杯の経験をするほうが良いのかもしれない
もっとも性格によるけれど、、、

まだ少しは体力があるから
昨年行ったようにドイツへ行ってみたいな
今度はチュービンゲン(ヘッセの町)
あるいはリューベック(トーマス・マンの町)
あるいはバイロイト(ヴァーグナーの町)
そしてウィーン

あれがしたい!
と思うことが有るうちは幸せなのかもしれない
そしてその話を聞いてくれる人のいること
これは不可欠

さてこの計画は何時になることやら
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小保方氏反論会見

2014年04月09日 20時00分50秒 | あれこれ考えること
その会場使用料は小保方氏の全額負担だそうだ
2時間で約24万円 延長すればもっと必要となるらしく
その負担だけでも大変なことだ

流石にこれだけ世間が騒いでいる問題だけに
種々雑多なメディアがその会見会場には臨席

全部聞いたり見たりしたわけではないので
断言はできないが、質問の切り口は
てんでバラバラ

STAP細胞はほんとうにあるのか、ないのか
再現できないのは何故か
などといった科学上の問題点を中心に質問する人から
悪意が存在したかどうかの法律上の問題を
確かめようとする人
またこの様なアバウトな論文が発表されるに至るまでに
上司の指導はなかったのか
また理研に対しての今の感情はどうなのか
とか多分メディアの質、特徴を踏まえての質問だろうが
ほんとに様々

で会見で何がわかったかといえば
一番知りたいSTAP細胞の存在は
本人は信じて疑うことのない気持ちでいるということ
当たり前といえば当たり前だが
200回以上再現出来ていて、第三者による作成の例もあるという
しかし、200回言う数字は本人の弁で
そのまま客観的な事実とするのは難しい
また第3者の存在がほんとうにあるのかどうなのか
ここのところも怪しいかもしれない

ところで、200回以上作成に成功したなら
その実験場所にいた人は他にいるはず
その人達は見たのだろうか

当初その可能性が疑われたES細胞の混入は
初めからES細胞自体を扱っていないから混入する可能性はない
との答え

科学は再現性が大前提
存在自体はあらためての再現がないと論文の結論が
正しいとはされないのは仕方ないかもしれない

そういえばフェルマーの最終定理も似たような話だった
フェルマーはその証明を考えついたが
証明全部を書くスペースがなかったので書かなかった
としたが、その証明をするためになんと多くの数学者が
挑戦したことか

そうした科学的な側面とは別の極めて人間的な部分
理研の体質、小保方さんとのコミュニケーションの問題は
メディアの餌食だ

実験ノートが2冊しかないのは調査委員会が引き取ったノートの数で
他にまだ数冊有るという
ただし、それは客観的に誰が見てもわかるという書き方ではなくて
自分のメモ書きっぽい書き方らしい
自分の記憶を辿れば実験のシーンを思い出すことができる
と思うことは想像できるが
多分他人に説明するときには説得力がない

また画像の取り違えはパワポの画像からの
転用だったらしいが、常に更新しているので
確かめずそれを使ってしまったという

これらの話を聞くと小保方さんは几帳面というよりは
大雑把な性格なのかもしれないと思わざるをえない
それを科学者としては未熟と言う言葉で表現することが
できるのかもしれない

それにしても、改めてはやっぱり理研と言う組織は
少し変かもしれないと言う印象を持つのはやむを得ない

早く片をつけたい
面倒は事はこれでおしまいにしたい
そんな姿勢が見て取れる

この会見とその解説をする人の話を聞いたり見たりすると
客観的というものの、その解説者が小保方さん寄りの立場か
そうでないかで話の持って行き方が違ってくる
 
今回は佐村河内氏の時と違って
小保方さんに味方する人も少なくない
確かにSTAP細胞について話す時の小保方さんの顔つきは
迫力があり、一見使命感に燃えているように見えないでもない

ところで、小保方さんにとって不利な事柄
若山さんに渡した細胞が若山さんからもらった細胞から
つくったものではないということについて
きちんと説明できていたのだろうか

質問した人がいたか
どう答えたかは
見ていないのでわからないが

いずれにしても、メディアは退屈しないニュースソースを見つけて
大喜びといったところか



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原発事故とSTAP細胞騒動

2014年04月07日 18時53分53秒 | あれこれ考えること
素人にはどちらもわかりにくい原発事故とSTAP細胞

3.11の福島第一原発事故の際
正確な現状把握はほとんどのメディアはできなかった
状況を説明する人物が上手く説明できない事もあったが
受け手となる我々もメディアも肝心な知識がなく
その説明をほとんど理解できなかったからだ

今回のSTAP細胞騒動
原発の時ほどではないが、やはり素人にはわかりにくくて
関心はわかりやすい理研の対応のまずさとか
笹井氏と山中氏のライバル関係だとかに終始しそうな雰囲気だ

STAP細胞の論文のあの切り貼りした電気泳動(?)の写真
つまり改ざんした画像の写真
実はあの論文の中で肝心なのは5つ並んでいたもののうち
右側の2つであったとらしい
それがSTAP細胞に関する画像で、切り貼りされた真ん中の画像は
その右側の写真をより説明しやすくするための見本みたいなもので
善意に解釈すれば軽い気持ちで小保方さんはやっちゃったということ

また早稲田の博士論文からの流用を指摘された画像も
小保方氏が自ら間違いを申し出たとのこと

上記の2つの問題のうち
最初の切り貼り画像の改ざんについては
メディアはもう少し正確な報道をすべきではないのか
つまり、切り貼り画像はSTAP細胞自体には関係のないところらしいということ
今までの報道から判断すると、素人の我々は完全に画像を取り替えているので
悪意があって捏造したと考えがちだが、もしかしたらそうではない可能性も
残っているということ

しかし、小保方さんが圧倒的に不利なのは
実験ノートが2冊しかないということ
これではどんな実験をやっていたのか理解できないし
実験を再現しようにも難しい
確かに、なんでこんなにずさんでやってこられたのかは
素朴に不思議な感じがする

最初、ネイチャーに掲載された論文だから
自らの客観的な検証もなされているものだと思っていたが
それがどうして、信じられないくらいのアバウトさ

今になって細胞が死にかけた時に蛍光を発することがある
などと話が出てきている
ならば、STAP細胞ができたと認識された時、その発光は
死にかけた細胞の断末魔ではないか?
と疑わなかったのだろうか

また仮にSTAP細胞ができたとしても
それは何らかの手違いで実験液の中に
ES細胞が混じっていてそれが変化したとは考えなかったのか

それらを確かめるために厳密な実験ノートが必要なのだが
それがないとなると、、、
残念ながらいろいろ疑われても仕方ない

それにしても、そんなにうまい話が有るわけがない
と分別のある人物が、良い意味での疑いの目でもって
あの論文のチェックをしたなら、
もう少し状況は変わっていたかもしれないだけに
残念な気がしてならない

とにかく発光現象は実在した
だから何かが起こっていたのは事実
それが本当は何だったのか

これで幕引きをしたい理研
しかし、まだまだメディアは追っかけそう
でもメディアの報道ももう少し正確な伝え方をしてほしいものだ


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グランパス対サンフレッチェ(グランパスは若手育成のためのゲーム?)

2014年04月06日 20時06分55秒 | サッカー
豊田スタジアムで今年はじめての観戦(グランパス対サンフレッチェ)
地元だけれど熱心なサポーターではないので
今のグランパスの選手のコンディション状態はわからないが
今日のサンフレッチェ戦のスタメンを見て
こんなに若手ばっかりで大丈夫か?
(中村、ダニルソンは怪我?)
が第一感
そしてその予感は的中
2-5の大敗

DFに大武、刀根、本多、
闘莉王以外は初めて耳にする名前
MFは磯村、矢田、田口の若いトリオに小川
FWはケネディーと玉田

先日行われたナビスコカップで若手中心で
同点、勝ち越しまでいったから
夢よもう一度
といったところかも知れないが相手が悪かった

サンフレッチェはチームの完成度も高く
大人のチーム
攻撃するときは思い切りワイドに広がって
守るときはコンパクトにしてスペースを与えない
ボールを取られた時も守備に切り替えるのがひとりひとり速いし
球際にも強い
つまり経験豊富なチームでまだひ弱な感じのする
グランパスのメンバーでは荷が重かった

攻めるときもボールを前に運ぶ
バイタルエリアに進入する力、アイデアが貧弱だし
肝心なところで雑なパスになっている
それで結局効果的に攻められず

しかし、実際のところこれが悪かったかどうかは
シーズンを通して判断しなくてはならない
つまり、若手は育成しなきゃならないし
そのためには経験させるしかない

しかし、結果も求めなくてはならない
ここが監督の難しいところ

それにしても、ナビスコカップの時も気になったが
右SBはやられっぱなしだった
佐藤の得点、石原の得点、振り切られたし
大武もパスミスから失点に結びついたし
経験不足だけで済まされない部分もあるかも知れない

ポテンシャルの高い選手の確保
今年のグランパスは経費の関係もあって
少し補強がイマイチだったのかもしれない(?)

西野監督も現有戦力で闘うのは
なかなか苦労しそうな雰囲気
果たして戦術で(?)どこまで戦力アップができるか



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シュートのタイミング

2014年04月05日 10時26分19秒 | サッカー
リトルなでしこ優勝
コスタリカで行われたU17のカテゴリーで
決勝戦をスペインと戦い
2-0のスコアで勝利

この試合は急遽(?)フジテレビ系列で放送
たまたま見ることができた

グループリーグで既に勝利している相手とあって
少し戦いやすかったかもしれない

この年代はまだ圧倒的なフィジカルの差が感じられないので
そこそこの戦いをする
むしろ、日本の選手のほうが体が軽くて
アジリティーに富んだ動きをするので有利かもしれない

これから上の世代になると伸びしろの差が
問題となってくるが、それはさておき
まずは良かった良かった

前半の早いうちの得点
これが気分的に楽に戦えた要因かもしれない
スペインもそんなに迫力のある攻めではなかった

早めに2点目を取れば、2-0は危険な点数というけれど
この試合に限ってはそこで勝負ありかな
そんな感じがした

そこで後半の小林の抜けだしてシュートのシーン
キーパーがうまかったと言うより
小林はストライカーじゃないかもしれない
と感じた一瞬

シュートのタイミング、間合いが少し遅い
きっちり蹴りますという間合いではキーパーは
合わせやすい

天性のストライカーのシュートタイミングは
もう少し早い
蹴りますよ、というより、もう蹴ったのか
と言うタイミングでシュートする

ロンドンオリンピックの男子サッカー
メキシコの選手の日本側の右サイドを抜けてからのシュートも
キーパーの合わせにくいタイミングでのシュート

ところで児野の日本の2点目のシュートは
きっちり抜け出せたのはそこで勝負ありなのだが
シュートのタイミング、間合いもなかなか良かった
落ち着いているしあれはキーパーが合わせにくいだろう

そういえば女子のロンドンオリンピックの決勝戦でも
岩渕が抜けだした時もシュートのタイミングが少し遅い感じだった

シュートのタイミング
キャプテン翼のように大きく脚を振り上げて
シュートはタイミングを合わせられやすい
ストライカーは多分本能的にタイミングをずらす感覚が備わっている
もう撃ったのか、とかきっちりキーパーの逆を取るような

これは中盤での縦のパスにも言えるかもしれない
インサイドキックはパスの方向が読まれやすいので
最近は振りが小さく読まれないキックに進化しているという
そしてタイミングも

それにしても朝から良いニュースだった
スペインの選手は試合中、カッカとしていたようだったが
試合後泣いている様子は見られなかった(?)
これが日本だったら、、、、
お国ぶりはこんなところにも見られたかもしれない
(スペインの女の子が涙を流すシーンを見たいと思うのは
 おっさん趣味すぎるか)

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