季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

桜と陶芸

2012-04-08 18:41:50 | 季節 Season
おべんと持って万博へ。花見に行きましょう!
私は自転車でお弁当セットを乗せて、夫は歩きで。万博の年間パスが何かとお得。夫も入場料が安くなる。
他の施設の入場料も半額かそれに近くなる。

橋を渡るときに見た銀杏の芽吹きがすごい勢い。おいっしょ~~っと!!って掛け声が聴こえそうなほどの盛り上がり。

       

ここはまだ寒いです。「これは桜?」って言う木までまだつぼみでわからないくらい。
もうしばらくしたらこの広大なチューリップ畑が花盛り。それも楽しみ。

       

桜並木発見!しかし2分咲き。それでも人が多いのなんの。ほんとに車で来なくて良かった。どこの駐車場も満ぱんです。

       

太陽の塔の横にシートを敷いてお昼。風が吹くと寒い!それでも日差しが温かく少し寝ころんでいい気分になる。この場所は学生の時に彼と良く弁当を食べて過ごしていたところです。なにせお金がかからないからね。ゴールデンウィークはここと服部緑地に毎日って感じだった。

       

民芸館にも行った。新しい特別展が始まったので。武内晴二郎‐眼で作った仕事‐

この人の事は初めて聞いたと思った。
そして館内に入って見たらいつもとちょっと違う雰囲気。すごくパワーを感じた。

経歴を読んだら、大原美術館の館長であった方の息子として生まれて子どもの頃から美しいものを見て育った。そして大学の途中で戦争に行き片腕を失う。しばらく紆余曲折があったようだけど作陶を開始。その後の作品。
この人、水木しげる氏と同じ片腕がないのです。
障碍者?この頃そういうアーティストたちとの出会いが多い。そしてそれがうれしい。
そしてこの人たちが「障碍者だから」って言うので特別な配慮で認められたっていうのじゃないのがまたうれしい。

いろいろな美しいものを見たうえでいろいろな偉大な民芸の人たちとも会って、障碍を持ちながら物作りをしていく。その中で一つ一つの作品に自分のエネルギーと思いを一杯に込めている。そんな感じがひしひしと伝わってくる。
片腕がなくても作れるようにいろいろな工夫があって、その展示も興味深かった。

力強い美しい作品を次々見る。私もこういう時は自分をなくして只々美味しい食事を頂くように丸のみにするのだ。そうして丸のみにしたものを自分の存在の底にある湖にポンポンと放り込む。それがすーっと沈んで行って私の物づくりの栄養になる。そのままを真似するんじゃなくてそれが湖の底でこなれて適切なタイミングで私の手から表現される。私はたぶんそんなふうにして物を作っていると思う。

帰り道遠くから見た太陽の塔の後姿とうっすら咲いた桜が良い感じ。

       

帰りも自転車。彼は歩き。そのスタイルがやってみるまでは嫌だったんだけど、やってみたら何のことはなかった。双方に気分が良い。どうせ向こうで会うし両方自転車だと話せないし。私は自転車を漕ぐのが好きで彼は歩くのが好きだから。そしてお互いの時差がなんかいい感じ。待ち合わせっぽい。
これからもこんなスタイルでお互いに気にしないで私は自転車で移動して行こう。

うちの近くは来週が桜の見ごろだと思います。楽しみ。それまでに夜桜見物にも行こうと約束。
良い季節が始まった。

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