季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

命と羊のはなし

2014-01-09 22:59:58 | 暮らし Daily life
まずは出来上がったベビースリングを友達の助産院に持って行く。
初めて行きます。
この辺りでは実はちょっと有名な自然分娩の出来る助産院です。

スリングは両方気に入って貰えて良かった。
明日ちょうど欲しい人が取りに来るらしく、良いタイミングでした。

手作りのぜんざいを食べながら話をする。
助産師と言う仕事をしているからこその話をたくさん聞けた。

お産で苦しい思いや嫌な思いをする人の事を考えると悲しくなるって言ってた。
赤ちゃんが出来る前から、赤ちゃんがお腹で育つ間もお母さんも体を健康にして元気で赤ちゃんを育むことで気持ち良く産んで迎える事ができるって。

母乳育児についても。「あんないいものないよね~!」って。2人で。
あれはいつまでとか絶対とか人には言わないけど、自分ではそう思っている。
授乳してる時ってなにかの脳内快感物質が出るらしく、ものすごく幸せな気持ちになる。
この世は幸せでいっぱい!って。ある意味薬物っぽい状態かも。
そのことを思いだした。

お産と月の満ち欠けもほんとに関係あるよ。って。この元旦は新月だったので知り合いの産院でもお産が続いたって言ってました。

楽しく過ごして夕方向かうのは勉強会。
お正月の間、ずっと考えて準備していたウールとフェルトの話。もちろん羊の話も入れて。

フリースのステイプル(房)と洗ったものを見て、それから羊毛に温かい石鹸水をかけての小さなフェルトを作りながらのお話。

羊と人の歴史、羊毛の構造、フェルトの歴史、フェルトの作業そのものの効果など。羊そのものの話にもなる。

準備してても自分で面白く夢中になったけど、話すのも楽しかったです。大好きな羊とフェルトの話。
10年以上羊毛やフェルトと関わって来て羊とも関わって来て培った事が披露できたと思う。

皆さんも興味深く聴いて下さった。良かった。

話してみてやっぱり思ったのはずっと自分で地道に切り開いて歩いてきた道だから確か、と言う事。
特に羊そのものに触れて毛刈りをする機会が私にはあるので、それが大きな私の財産になっている。
単なる毛を刈ると言う作業ではなくて、羊そのものやそれを通しての人間の生き方についての考えがしっかりと根付いている。
夢中でずっとやってきて良かったな、と思った。

これからもしつこくずんずん進みます、ひつじ道。
春に向けて今の課題は体力作り。羊たちのこと、しばしば考えています。寒いけどふくふくのむくむくのウールで生きてるだろうな、って。口から白い湯気が出るのが目に見えるよう。
赤ちゃん産むお母さん、いっぱい美味しいもの食べさせて貰ってて欲しい。会えるのが楽しみです。
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