用事で明石に行った。
前から行きたかった博物館に浮世絵を観に行く。
明石市立文化博物館「黄金期の浮世絵、歌麿とその時代」展。
そんなに有名じゃないし小さな博物館だからそんなに期待してなかった。それが入って観たら博物館もとても素敵だし、展示も素晴らしかった。なんだこれ!
興味ある人は行った方が良いです。素晴らしい!
博物館は会館内もきれいで、トイレの暖簾さえ草木染の素敵なものだった。
ギャラリートークがちょうどあったので聞いたけど、わかりやすく面白い内容で聴いてる人も会場にいっぱいで入りきれないほど。
娘が江戸の文化の専門なのでいろいろ聴きながら観たので余計にわかって面白い。
1階は肉筆画、浮世絵って版画だけじゃなくて肉筆画もあるんだー。知らなかった。そして肉筆画は全部一点もの、作家が丁寧に筆で描いたものなのでそれはそれは細かくて美しい。
うっとりと見とれる。
絵の中に下唇を青緑に塗っているものがいくつかあった。娘が「こういうのが流行った時期があるねん。」と教えてくれた。紅を何回も重ねて塗ることで輝く緑にするのだそうだ、その青みが退廃的でその時代に受けたらしい。面白いな。
美とは粋とはなにかを追求しているのが浮世絵で良くわかる。
私にとって浮世絵とは子どもの時に永谷園のお茶漬けに入ってるカード。あんまり興味なかった。これが美人とは思えなかった。
それが今観てみると、なんて美しいたおやかな艶やかな女性なのだろうと感心する。
大人になってみるもんだ。あと、本物を観てみるもんだ。
構図や色の使い方、着物の着かたなどいろいろ興味が尽きない。作家や時代に寄っての画風の変化も面白い。
それぞれの作家の特徴も良く見たらわかって、その人の人となりにも興味が出る。
これは西洋の画家たちがこぞって夢中になるはずだと納得する。
200点弱(と聞いたけど)の浮世絵を見ていろいろ思った。
江戸と現代の日本人の価値観って共通するところがあるんじゃないかなって。
このファイルの両国橋の絵を観てみたらAKB48にしか見えない。素敵な女の子がずらりと並んでる。
この男子版もあって、そっちはジャニーズ。だって男性だけど髭は生えてないしうりざね顔の優男ばかりだから。
歌麿が書いた自画像がなかなかの優男ぶりで、「これは現実ときっと違うよな。」って思った。
そんな集団や人たちを魅力的と思う心理って変わってないんだなあと実感した。
あと、図録がとても素晴らしくて全部の絵がカラーで載っている。
この表紙の絵の上の女の人の髷を見て思ったのは「レディー・ガガやん!」。
レディー・ガガはこう言う髷を作って頭に良く付けてました。キティーちゃんをモチーフにしてると言ってたけど、もしかして元はこれかも。江戸時代の花魁たち。そっちの方がクールだ。
浮世絵、面白い。これからもたくさん観たいなあと思う。
博物館を後にして魚棚でお昼。穴子の天ぷら定食でタコめしにしたらなんとも美味しかった。
用事を済ませて友達にも会って、充実した楽しい一日が終わる。
良いなあ明石、そして浮世絵。今度東京に行ったら見れるので楽しみ。
帰って晩御飯のついでにスジコンを煮る。玉ねぎを擂って入れるとまろやかで美味しくなります。
明日のために早く寝よう。
前から行きたかった博物館に浮世絵を観に行く。
明石市立文化博物館「黄金期の浮世絵、歌麿とその時代」展。
そんなに有名じゃないし小さな博物館だからそんなに期待してなかった。それが入って観たら博物館もとても素敵だし、展示も素晴らしかった。なんだこれ!
興味ある人は行った方が良いです。素晴らしい!
博物館は会館内もきれいで、トイレの暖簾さえ草木染の素敵なものだった。
ギャラリートークがちょうどあったので聞いたけど、わかりやすく面白い内容で聴いてる人も会場にいっぱいで入りきれないほど。
娘が江戸の文化の専門なのでいろいろ聴きながら観たので余計にわかって面白い。
1階は肉筆画、浮世絵って版画だけじゃなくて肉筆画もあるんだー。知らなかった。そして肉筆画は全部一点もの、作家が丁寧に筆で描いたものなのでそれはそれは細かくて美しい。
うっとりと見とれる。
絵の中に下唇を青緑に塗っているものがいくつかあった。娘が「こういうのが流行った時期があるねん。」と教えてくれた。紅を何回も重ねて塗ることで輝く緑にするのだそうだ、その青みが退廃的でその時代に受けたらしい。面白いな。
美とは粋とはなにかを追求しているのが浮世絵で良くわかる。
私にとって浮世絵とは子どもの時に永谷園のお茶漬けに入ってるカード。あんまり興味なかった。これが美人とは思えなかった。
それが今観てみると、なんて美しいたおやかな艶やかな女性なのだろうと感心する。
大人になってみるもんだ。あと、本物を観てみるもんだ。
構図や色の使い方、着物の着かたなどいろいろ興味が尽きない。作家や時代に寄っての画風の変化も面白い。
それぞれの作家の特徴も良く見たらわかって、その人の人となりにも興味が出る。
これは西洋の画家たちがこぞって夢中になるはずだと納得する。
200点弱(と聞いたけど)の浮世絵を見ていろいろ思った。
江戸と現代の日本人の価値観って共通するところがあるんじゃないかなって。
このファイルの両国橋の絵を観てみたらAKB48にしか見えない。素敵な女の子がずらりと並んでる。
この男子版もあって、そっちはジャニーズ。だって男性だけど髭は生えてないしうりざね顔の優男ばかりだから。
歌麿が書いた自画像がなかなかの優男ぶりで、「これは現実ときっと違うよな。」って思った。
そんな集団や人たちを魅力的と思う心理って変わってないんだなあと実感した。
あと、図録がとても素晴らしくて全部の絵がカラーで載っている。
この表紙の絵の上の女の人の髷を見て思ったのは「レディー・ガガやん!」。
レディー・ガガはこう言う髷を作って頭に良く付けてました。キティーちゃんをモチーフにしてると言ってたけど、もしかして元はこれかも。江戸時代の花魁たち。そっちの方がクールだ。
浮世絵、面白い。これからもたくさん観たいなあと思う。
博物館を後にして魚棚でお昼。穴子の天ぷら定食でタコめしにしたらなんとも美味しかった。
用事を済ませて友達にも会って、充実した楽しい一日が終わる。
良いなあ明石、そして浮世絵。今度東京に行ったら見れるので楽しみ。
帰って晩御飯のついでにスジコンを煮る。玉ねぎを擂って入れるとまろやかで美味しくなります。
明日のために早く寝よう。