out of sightは、『日めくり現代英語帳』下巻の36-37ページで紹介した。これは俗語表現で「すばらしい、いかす、バツグンの、しびれる」の意味で使わる。
今日紹介するouta sightは、このout of sight が縮まった言い方で、さらに俗語度は増す。
今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。
○Practical Example
"Hey, Masayasu, What kind of a guy is Hirohito?"
"He’s outa sight, outa sight."
「ヘイ、雅康、礼士はどんなやつだ」
「バツグンだよ、バツグンにいいやつだ」
●Extra Point
物に対しても使う。そしてoutta sightとつづることもある。
◎Extra Example
"The movie It Might Get Loud is really outta sight. Did you see it, Jimmy?"
"Not yet, Jack. But I will see it with Edge soon."
「『イット・マイト・ゲット・ラウド』の映画は最高にイカしてるよ。ジミー、あの映画、観たかい?」
「ジャック、まだだよ。でも、エッジと近いうちに観るよ」
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to fill inは、「(穴・空所を)ふさぐ、充填する」、あるいは「(手形・文書など)に所要の書入れをする」という意味で用いられる。ここからto fill someone inの口語表現が生まれた。
to fill someone inは、「(……について)詳しい知識[最新の情報]を人に与える、人に教える」の意味で用いられる。
今日のGetUpEnglishでは、この言い方を学習しよう。
次のようにかなりくだけた状況で使われることもある。
○Practical Example
"Yutaka, I found your name in the paper. What’s happenin’? You’re somewhat of a celebrity now, aren’t ya, huh? You gonna fill me in?"
"Well, not really a celebrity, but …uh, you know, I found the bread and I turned it in."
「穣、おまえの名前が新聞に出てたぞ。どうなってんだ? 今じゃちょっとした有名人じゃねえか、え? 詳しく話を聞かせてもらおうじゃねえか」
「いや、有名人でわけじゃないよ。でも……その、ちょっと、お金を拾って届けたんだ」
breadは俗語で、「金、ぜに、現ナマ」のこと。
●Extra Point
to fill someone in on…(……について、詳しく説明する)の意味でもよく使われる。
◎Extra Example
"As a result of our investigation, the following was made clear, Mr. Oshima."
"Please fill me in on the details, Ms. Uehara."
「大島さん、調査の結果、次のようなことがわかりました」
「上原さん、詳しく説明してください」
☆Extra Extra Point
Point fill-in(概要説明[報告])の名詞形もよく使われる。
★Extra Extra Example
"Naoko gave me a fill-in on what had happened while I was away."
"She's a very good secretary. We can always depend on her."
「尚子がぼくの留守中に起きたことをぜんぶまとめて報告してくれたよ」
「彼女はとても有能な秘書だね。ぼくらは尚子をいつも頼りにしている」
このアメリカ口語表現をGetUpEnglishではまだ正式に紹介していませんでした。
今日はこの語の使い方を紹介します。
coolは「すばらしい、かっこいい」の意味でよく使われる。1960年代からあった表現だと思われる。まずは、よく使われる言い方から。
○Practical Example
"You look pretty cool in that kimono, Madoka."
"Don’t try to snow me."
「まどか、その着物を着た君は、すごくかっこいいよ」
「おべんちゃら言わないでください」
to snowは、2010/05/15のGetUpEnglishを参照。
http://blog.goo.ne.jp/getupenglish/d/20100515
●Extra Point
以下のような形でも使われる。
◎Extra Example
"This comic is cool, man, real cool."
"What is it? Oh, Naruto! Yeah, it’s exactly cool!"
「おい、このマンガ、すげえよ。ほんとにすげえ」
「何のマンガだ? おお、『ナルト』か! ああ、それは確かにすげえな」
☆Extra Extra Example
否定形でも使われる。
★Extra Extra Example
"Natto on rice is not too cool. It’s out of it."
"I don’t think we have any other kind but I ‘ll take a look-see here, Lenny."
「ご飯に納豆はあんまりクールじゃねえな。いかさねえよ」
「ほかに何もないと思うけど、ちょっと見てみるね、レニー」
look-seeは、a quick survey(ちょっと探すこと)の意味。
spellboundは「魔法にかかった、魅せられた、うっとりさせられた」の意味の形容詞。
これは特にアメリカ口語というわけではなく、あらゆる状況で使われる。
今日のGetUpEnglishでは、この語の使い方を学習しよう。
○Practical Example
"Kitabashi-sensei recited his recent translation at his bookstore event yesterday."
"Yeah, I was spellbound."
「北橋先生が昨日の書店のトークショーで最近訳したものを朗読してくれたよ」
「ええ、わたし、うっとりしてしまったわ」
●Extra Point
次のような状況でも使われる。
◎Extra Example
"Taeko was spellbound by the beauty of the ring."
"And you want to buy her it, don’t you?"
「多恵子はその指輪の美しさにうっとりした」
「そしてそれを彼女に買ってあげたいと思ってるんでしょう?」
今日のGetUpEnglishでは、to snowとsnow jobのめずらしいアメリカ口語を紹介する。
雪が降り積もると、人は埋められてしまって、身動きが取れなくなってしまう。ここから、to snowは俗語で「(人が……に)圧倒される」という意味で使われるようになった。さらに、snow job([ことば巧みに]だまそうとすること、丸め込み)という表現も生まれた。
まずは、このsnow jobの使い方から紹介しよう。
○Practical Example
"Yasushi gave me a snow job."
"Beware. He did a real snow job on every girl."
「康史はわたしに調子のいいことを言ってきたわ」
「気をつけて。あの人はどの女の子にもほんとに調子のいいことを言うから」
●Extra Point
そしてto snowだけでも、to do[give] snow jobと同じ意味で使われるようになった。
to snowは、今では「(人)を(うまいこと言って)だます、丸めこむ」の意味で使われる。
普通は、to try to snowの形で用いられる。
◎Extra Example
"Yasushi tried to snow me with promises to buy me a luxury apartment."
"Be careful. He did a snow job on me too."
「康史は高級マンションを買ってくれると約束して、わたしを丸め込もうとしたの」
「気をつけて。あの人、まんまとわたしもだまそうとしたわ」
☆Extra Extra Point
次のような形でも使われる。
★Extra Extra Example
"You really do look young, Sachiyo."
"Don’t try to snow me!"
「沙知代、おまえはほんとうに若く見えるな」
「おべんちゃら言わないで!」
wadは「(紙幣・書類などの)束」のこと。そして特に複数形wadsは「大量、大金」の意味を示す。 これは特に口語表現ということはなく、あらゆる状況でよく用いられる。
今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。
まずは、a wad of…の形で使われる用例を。
○Practical Example
"Mr. Kanekone took out a big wad of bills and started counting them in front of me."
"He must be filthy rich."
「金子根氏はさっと札束を取り出して、ぼくの前で数え始めた」
「彼はものすごい金持ちに違いない」
filthyは、この場合は「すごく、ひどく」。filthy rich(大金持ちの[で])もよく使われる表現。
●Extra Point
つづいて、複数形wads(大金)の用例を。
◎Extra Example
"Hajime published his first collection of poems and it made wads of money."
"But even that money didn’t get him out of debts."
「一は最初の詩集を出版し、それによって大金が転がり込んだ」
「でも、それでも彼の借金はなくならなかった」
一昨日のTO LEARN,
http://blog.goo.ne.jp/getupenglish/d/20100511
そして昨日のTO GO TO…
http://blog.goo.ne.jp/getupenglish/d/20100511
は普段よりも多くの方にご覧いただけたようで、かなりのアクセスがありました。
本日のGetUpEnglishでも、簡単な言い方だけど、特別な意味で使われる口語表現をご紹介します。
to go ?ingは、普通は「……しに行く」の意味で使われる。たとえば"Sanpei goes fishing."と言えば、「三平は釣りに行く」だ。
しかし、この表現は、口語表現で、「(しばしば非難・軽蔑などの意を含めて)……するようなことをする」の意味でも使われるので注意。
今日のGetUpEnglishはこの意味で使われるto go -ingの表現を学習する。
○Practical Example
"Don’t go pickin’ up that phone to call one of your friends. No one will come to your rescue."
"Jimmy will definitely come!"
「その電話で友だちに連絡するようなことはやめておけ。誰も助けになんか来やしないからな」
「ジミーは絶対に来てくれる!」
●Extra Point
次のような状況でも使われる。
◎Extra Example
"I got a perfect score on my English exam."
"Don’t you go telling me lies!"
「英語のテストで満点取ったよ」
「おれにうそをつくな!」
to go to…は「……に行く」ことであり、GetUpEnglishでこの意味の用法は紹介するまでもない。
しかし、to go to…は、口語表現で、「……するのに役立つ、資する」の意味でよく使われる。
今日のGetUpEnglishでは、この用法を紹介する。
○Practical Example
"On Sundays I go shopping and do the laundry for my wife. Such TLC for your family goes to make a happy home for you."
"Oh, you are great husband, Matsushita-san."
「日曜日には、妻のために買い物をして、掃除をします。そんなやさしい気配りによって、幸福な家庭ができます」
「ああ、松下さんはいいご亭主ね」
TLCはtender loving care(優しい世話)のこと。
●Extra Point
次のように否定的な意味でも使われる。
◎Extra Example
"Tanaka’s failure goes to show how little he knows."
"Exactly so. And we must get enough knowledge."
「田中の失敗は、その無知ぶりを証明するね」
「まさにそうだ。そしてぼくらは十分な知識を身に付けないといけない」
土屋政雄さんミニトーク
<イベント内容>
光文社古典新訳文庫に、いよいよバージニア・ウルフ登場!カズオ・イシグロ訳で名高い土屋政雄さんはこの作品にどう挑んだか。
ウルフの魅力、英国文学の魅力など、翻訳をめぐるさまざまを語っていただきます。
店内でのイベントです。ほとんどの方は40~50分のトークをお立ち見となります。ご了承ください。
参加は無料ですが、ご予約を承ります。
トーク終了後にサイン会がございます。下記参加方法をご覧ください。
<プロフィール>
バージニア・ウルフ (Virginia Woolf)[1882-1941]
イギリスの小説家、評論家。ロンドンに生まれ、文芸評論家の父や一家を訪れる著名な文化人の影響を受けて育つ。13歳のときに最愛の母を亡くしてから精神を患い、生涯苦しむことになる。20代初めに、兄が友人たちと開き、後年イギリス社会を各分野で牽引する人材を輩出した「ブルームズベリー・グループ」に参加、芸術や社会への鋭い視点を磨く。1925年に本書『ダロウェイ夫人』を発表。斬新な手法で人間の心理を深く追求し、高く評価される。その他の代表作に『灯台へ』、『波』など。文芸・社会評論でも活躍。1941年、自宅近くの川で入水。
土屋政雄 (Tsuchiya Masao)
翻訳家。訳書に『千の輝く太陽』(カーレド・ホッセイニ)、『コンゴ・ジャーニー』(レドモンド・オハンロン)、『エデンの東』(ジョン・スタインベック)、『日の名残り』『わたしを離さないで』『夜想曲集』(カズオ・イシグロ)、『日本文学の歴史 古代・中世篇』(ドナルド・キーン)、『イギリス人の患者』(マイケル・オンダーチェ)、『月と六ペンス』(サマセット・モーム)ほか多数。
■開催日時 2010年5月28日(金)19:00~
■会場:青山ブックセンター六本木店
■電話予約&お問い合わせ電話:青山ブックセンター六本木店・03-3479-0479
■受付時間:月~土・祝10:00~翌朝5:00 日10:00~22:00 (※受付時間は、お問い合わせ店舗の営業時間内となります。御注意ください。)
■受付開始日: 2010年5月9日(日)10:00~
■参加方法 2010年5月9日(日)朝10時より、青山ブックセンターの店頭もしくはお電話にて、参加受付をいたします。トーク終了後にサイン会がございます。同じく2010年5月9日(日)朝10時より、『ダロウェイ夫人』(バージニア・ウルフ著、土屋政雄訳、760円・税込み)を御買い上げの方にレジにてサイン会整理券を差し上げます。
古書の持込みはご遠慮ください。また色紙など、本以外のものにはサインいたしません。以上ご了承の上、ご参加ください。
http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_201005/post_548.html
<書籍紹介>
『ダロウェイ夫人』
20世紀文学の扉を開いた問題作、流麗にして明晰な新訳でついに登場!
6月のある朝、ダロウェイ夫人はその夜のパーティのために花を買いに出かける。陽光降り注ぐロンドンの町を歩くとき、そして突然訪ねてきた昔の恋人と話すとき、思いは現在と過去を行き来する。生の喜びとそれを見つめる主人公の意識が瑞々しい言葉となって流れる画期的新訳。本書は「私はいま、この瞬間を生きている」という生の昂揚感に満ちている。同時に、登場人物を通じて社会のさまざまな明暗を見つめる、著者独特の視点に貫かれている。美しいだけではない骨太な小説である。
「懲りる」の意味はto learnで表現できる。to learn a lesson from…でももちろん「……に懲りる」の意味は表現できるが、口語表現では単にto learnだけでその感じが伝えられるようである。特に疑問文や否定文では、単にto learnだけで「いつになったらわかるのか」「まだ懲りないのか」という意味で用いられることが多い。
今日のGetUpEnglishでは、この表現の使い方を学習しよう。
○Practical Example
"I had a fight with my wife. Is it all right if I move into your apartment, Keith?"
"You just won’t learn, will ya, John?"
「妻とまた喧嘩してしまったんだ。キース、今夜一晩、君のアパートに泊めてもらえないかな?」
「ジョン、まだ懲りてないのか?」
●Practical Point
では、もう一例。今度は疑問文の用例を。
◎Extra Example
"I have lost money on the stock market again."
"Will you ever learn, Nakano-kun."
「また株で損したよ」
「中野くん、まだ懲りてないの?」
●第68回紀伊國屋サザンセミナー
『ブリキの太鼓』新訳刊行&世界文学全集第2集 完結記念
「世 界 文 学 の 楽 し み 方」
現代ドイツ文学を代表する大傑作『ブリキの太鼓』を、約40年ぶりの新訳でよみがえらせた池内紀氏。この作品を全集に選び、「論じ出すと終わるところがない。この豊饒感がそのままこの小説の価値である」と 絶賛する池澤夏樹氏とともに、作品の魅力を余すところなく語ります。
また、『ブリキの太鼓』を最終巻に、「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集」第1集・第2集の全24巻が完結いたしました。つづく第3集全6巻の紹介とともに、世界文学を読む楽しさについても存分に語り合っていただきます。
日時:5月25日(火)19:00開演(18:30開場)
出演:池内紀×池澤夏樹
料金:1,000円(税込・全席指定) ※チケット発売4月23日(金)10:00~
会場:紀伊國屋サザンシアター(紀伊國屋書店新宿南店7F)
前売取扱い:キノチケットカウンター(紀伊国屋書店新宿本店5階/10:00~18:30)
紀伊國屋サザンシアター(紀伊国屋書店新宿南店7階/10:00~18:30)
電話予約・問合わせ:紀伊國屋サザンシアター(03-5361-3321/10:00~18:30)
<終演後 サイン会開催>
当日、会場ロビーにて池内紀訳『ブリキの太鼓』、池澤夏樹訳『クーデタ』をお買い求めの先着150名様に整理券を配布。
http://www.kinokuniya.co.jp/01f/event/image/event/minami68_20100525_p.htm
「『大事を取って』という言い方の口語表現は?」と考えてみたが、just to be on the safe sideと言えばいいと思う。
今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。
○Practical Example
"I left office early, just to be on the safe side."
"You'd better not be late for the meeting. Their president is a real stickler for punctuality."
「大事をとって早く会社を出た」
「あの会議には遅れないほうがいい。先方の社長は時間にうるさいからな」
●Extra Point
状況によっては、「念のため」とか「用心して」に近い意味で使われると思う。
◎Extra Point
"Yonezawa-san even replaced all the wiring, just to be on the safe side."
"He's very cautious about whatever he does."
「米沢さんは念のため、配線を全部取り替えた」
「あの人は何事にも慎重な態度で臨むね」
沼野充義氏の『1Q84』Book 3の書評(『毎日新聞』4月25日)を興味深く拝読しました。
http://mainichi.jp/enta/book/hondana/news/20100425ddm015070006000c.html
ここで沼野氏は「ボーイ・ミーツ・ガール」という表現を実に効果的に出されています。(沼野氏は超一流の書評家ですし、この人の書評はいつ何を読んでも感心します。)
今日のGetUpEnglishでは、このboy-meets-girlという英語の表現を学習しましょう。
このboy-meets-girlという形容詞は、直訳すれば「少年が少女に会う」となるが、「紋切り型のロマンスの、お定まりの(恋物語など)」という意味で口語表現でよく使われる。ハイフンが付くので注意しよう。次のような形で使われる。
○Practical Example
"When Tengo was asked to cut his story, he refused."
"I know. He said to his editor Komatsu, 'I can’t. It’s no boy-meets-girl story.'”
「天吾は自分の書いた小説を短くするように言われたが、拒否した」
「知っている。編集者の小松に言ったんだ。『できません。それはお決まりのラブストーリではありません』 」
●Extra Point
次のような形でも使われる。
◎Extra Example
"I think Romeo and Juliet is one of the most archetypal boy-meets-girl stories."
"But it is undoubtedly the greatest love story ever written."
「『ロミオとジュリエット』は、典型的なお定まりの恋物語の一つだと思う」
「でも、今まで書かれたもっとも偉大なラブストーリであることは疑いない」
そしてtrfのヒット曲に"Boy Meets Girl"がありましたね。(こっちを思い出された方も多いのでは?)
『賜物』
ウラジーミル・ナボコフ 著
沼野充義 訳
定価2,730円(本体2,600円) ISBN 978-4-309-70962-8 C0397
ベルリンに亡命した青年が、世界的な蝶の研究者である偉大な父への追憶を抱きつつ作家として自立するまで描く。祖国への思いを込めたナボコフ最後のロシア語小説を原典から初の邦訳。
ウラジーミル・ナボコフ (ナボコフ,V) 1899年ペテルブルク生まれ。ロシア革命によりベルリンに亡命し、ロシア語で執筆を開始。1940年には米国に移住し、大学で教えながら英語で執筆する。代表作に、本書の他『ロリータ』『アーダ』など。
沼野 充義 (ヌマノ ミツヨシ) 1954年東京生まれ。東京大学教授。著書に『亡命文学論 徹夜の塊』『W文学の世紀へ 境界を越える日本語文学』など、訳書に『ナボコフ短篇全集』(共訳)、ブロツキー『大理石』、レム『ソラリス』など。
このout of one's hair は、「人に厄介をかけないで」の意味でよく使われる口語表現。
これは文字通りには「髪の毛から遠ざけておく」の意味である。もともとは「シラミ」が髪の毛にたかると「厄介な」ことになるから、それを「髪の毛を遠ざけておく」のがいいという考え方から生まれたようである。
今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。
○Practical Example
"You keep the noisy drunk out of my hair, Aoyama-kun. I needed to sit down and concentrate on writing."
"All right, Hisasahi."
「あのうるさい酒飲みをぼくに近づけないようにしておいてくれ、青山くん。じっくり腰を下ろして、執筆に集中しないといけないんだ」
「わかりました、ひさしさん」
●Extra Point
もちろん、命令形でもよく買われる。
◎Extra Example
"Keep those pesky students out of my hair, Uehara-san."
"But it’s your duty to answer their questions, Mr. Oshima."
「上原さん、あのうるさい学生たちをぼくに近づけないでくれたまえ」
「でも、大島先生、学生の質問に答えるのは先生の義務です」