■大久保駐屯地に向かう途上撮影
先日撮影した大久保駐屯地祭は、大久保駐屯地 創立50周年記念行事速報として既報であるが、今回はその途上、京都駅に立ち寄って撮影したブルートレインの写真を掲載したい。
大久保駐屯地祭は初展開ということで、基本に忠実に、大久保を含め駐屯地祭など軍事関係のイベントでお世話になっているC.ジョニー氏の指導を仰ごうとおもいきや、急遽海上保安庁観閲式に向かわれるということで、小生は、ならば、とC.ジョニー氏のブログを参考にすることとした。
それによれば、ジョニー氏は寝台特急の撮影を行っておられた。それでは、とこの機会に寝台特急を撮影するべく早朝の京都駅に向かうつもりが、諸事情で(寝坊ともいう)京都駅展開が遅くなってしまい、京都駅到着時刻には既に特急はホーム入りしていた、ううむ、詰めが甘かった。
気を取り直して撮影。“なは/あかつき”とは、京都と熊本を結ぶ寝台特急“なは”と、京都と長崎を結ぶ寝台特急“あかつき”を併結した列車で、新幹線や夜行高速バスに押される形となる在来線寝台特急の一つである。
EF66形電気機関車。その無効にはライバルというべき新幹線ホームが見えている(時間があれば700形とのツーショットも撮りたかった)。京都から下関までの間は、EF66形電気機関車が牽引を行い下関からはEF81形電気機関車もしくはED76形電気機関車により運行されている。
特急“なは”という名称は、運行開始当時アメリカ占領下にあった沖縄県の本土復帰を祈願すると共に、運転された終着駅である鹿児島駅から連絡船により那覇とのアクセスを行っていたことに起因するとされる。
ブルートレインの一員として、関西と九州を結ぶこの寝台特急も、新幹線という高速鉄道網には対抗できず、また、高速バスのコストパフォーマンスには対応出来ないことから、退潮の様相は拭いきれないが、例えば700形とかつての100形新幹線と比較した場合の食堂サービスの簡素化など、旅客と移動の移行を感じるのは小生だけであろうか。
いわば、単なる移動手段として鉄道交通を見るのではなく、旅行の一過程として満喫する対象に、空間が広く裁量も大きい寝台特急の価値は再認識されてもよいのではないかと感じた。しかし、駅に入る様子を撮り逃したのは残念であった、日を改めて撮影したい。
ということで、日を改めて、書店などに所用があり、京都駅に向かうと・・・、ありえない大雨となっていた・・・。雷も凄い。なんというか、写真は京都駅前バスターミナルなのだが、横殴りというか、バケツをひっくり返したようなというか、まあ、駅舎までの20㍍を移動できないほどの豪雨である。
激甚というか、駅からバスターミナルへの傾斜からも水が溢れ流れてくる。考えたが地上を諦め、地下から京都駅へ向かう。幸いにして地上の喧騒はどこえやら、地下街は漏水もなく平穏無事であった。
そうこうしている間に、すでに“なは/あかつき”は京都駅構内にあり、またしても京都駅入線の様子を撮りそこなったのである。先ほどまでの豪雨はどこへやら、小雨の京都駅で肩を落とす小生であった。さてさて、こうした寝台特急であるが、小生も九州へ旅行に行く際には是非利用してみたいものである。
HARUNA
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