■口永良部島新岳噴火
本日0959時、鹿児島県の口永良部島新岳いおいて爆発的噴火が観測されました。噴煙は9000mにまで達したのちに火砕流が発生、海岸まで到達した事が確認されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/b2/1b5587be07d5da0c18d51a214a4758e1.jpg)
先ほどの総務省消防庁発表としまして、口永良部島全住民の無事を確認したとの事で、これは昨年発生した小規模噴火により化案警戒レベル3として警戒に当たっていた為で、住民の多くは既に火山から最も離れた地区へ避難しているとのことです。口永良部島は屋久島の西方12kmに位置する鹿児島県の離島で38.04km²の面積があります。人口は137名、交通は島の中心部、本村港と屋久島を結ぶフェリーですが、本村港には降灰があり住民は火口から4.5km離れた番屋峰に退避しているとのことで、標高は291mあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/67/43d6fd80e21de73deae0b76f986d1d69.jpg)
現在、海上保安庁測量船拓洋が口永良部島近海に展開しているほか、海上保安庁は現在2名の保安官を航空機により本村港に転回させており、巡視船の接眼が可能かを情報収集中ですが、国土交通省海上保安庁の発表として沖合に巡視船などを停泊させたうえで小型艇による住民の収容を検討しているとの事、ただ本村港と番屋峰は距離があるため、ヘリコプターなどが派遣されています。鹿児島県知事は1040時に陸上自衛隊第8師団に対し災害派遣要請が出され、1048時に鹿児島県の鹿屋航空基地よりP-3C哨戒機が情報収集へ発進、1112時には目達原駐屯地よりUH-60とUH-1が計2機、1115時には高遊原駐屯地よりUH-1が2機とUH-60が1機避難支援実施へ離陸、更に1123時に鹿屋航空基地よりUH-60は2機情報収集へ展開中で、併せて九州一帯の防災ヘリコプターが派遣準備中とのこと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/8d/ffaa63d72f3648e55f1daf4b5e103b1e.jpg)
鹿児島県島嶼部の薩南火山群島において口永良部島は古岳、新岳、三角点山、仁田尾山、と四つの火山が並ぶ最大規模の火山島で、このなかでも今回噴火しました新岳は山頂に直径200mもの火口があります。昨年8月3日に噴火が発生した場所が今回噴火した場所ですが、20世紀以降だけでも1914年、1931年、1933年、1945年、1966年、1968年、1972年、1973年、1974年、1976年、1980年、そして2014年に噴火が発生しています。
北大路機関:はるな
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
本日0959時、鹿児島県の口永良部島新岳いおいて爆発的噴火が観測されました。噴煙は9000mにまで達したのちに火砕流が発生、海岸まで到達した事が確認されました。
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先ほどの総務省消防庁発表としまして、口永良部島全住民の無事を確認したとの事で、これは昨年発生した小規模噴火により化案警戒レベル3として警戒に当たっていた為で、住民の多くは既に火山から最も離れた地区へ避難しているとのことです。口永良部島は屋久島の西方12kmに位置する鹿児島県の離島で38.04km²の面積があります。人口は137名、交通は島の中心部、本村港と屋久島を結ぶフェリーですが、本村港には降灰があり住民は火口から4.5km離れた番屋峰に退避しているとのことで、標高は291mあります。
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現在、海上保安庁測量船拓洋が口永良部島近海に展開しているほか、海上保安庁は現在2名の保安官を航空機により本村港に転回させており、巡視船の接眼が可能かを情報収集中ですが、国土交通省海上保安庁の発表として沖合に巡視船などを停泊させたうえで小型艇による住民の収容を検討しているとの事、ただ本村港と番屋峰は距離があるため、ヘリコプターなどが派遣されています。鹿児島県知事は1040時に陸上自衛隊第8師団に対し災害派遣要請が出され、1048時に鹿児島県の鹿屋航空基地よりP-3C哨戒機が情報収集へ発進、1112時には目達原駐屯地よりUH-60とUH-1が計2機、1115時には高遊原駐屯地よりUH-1が2機とUH-60が1機避難支援実施へ離陸、更に1123時に鹿屋航空基地よりUH-60は2機情報収集へ展開中で、併せて九州一帯の防災ヘリコプターが派遣準備中とのこと。
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鹿児島県島嶼部の薩南火山群島において口永良部島は古岳、新岳、三角点山、仁田尾山、と四つの火山が並ぶ最大規模の火山島で、このなかでも今回噴火しました新岳は山頂に直径200mもの火口があります。昨年8月3日に噴火が発生した場所が今回噴火した場所ですが、20世紀以降だけでも1914年、1931年、1933年、1945年、1966年、1968年、1972年、1973年、1974年、1976年、1980年、そして2014年に噴火が発生しています。
北大路機関:はるな
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