北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【G3X撮影速報】浜松基地航空祭2023【4】この青空にえがくブルーインパルスの展示飛行(2023-10-29)

2024-02-04 20:05:09 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■航空祭大団円
 浜松基地航空祭はいよいよその大団円に向かいブルーインパルスが力強く羽ばたく。

 ブルーインパルス飛行展示、日本中どこでも飛行展示が行われるブルーインパルスですから、ここぞ浜松基地、という構図で撮影したいのですが、思い浮かんだのはT-4練習機を撮影する事です。いやいやブルーインパルスもT-4練習機だろう、という問いはさて置き。

 T-4練習機が第1航空団と第1術科学校など大量に配備されている、地上に並んでいる様子と上空を飛行するブルーインパルスを合間合間に撮影してゆきますと、こう、ブルーインパルスが浜松基地上空で飛行展示しているといえる構図になります、なるよね、たぶん。

 浜松基地発祥のブルーインパルスなのですから、これでも充分雰囲気は出ているのでしょうか。そしてもう一つ、この浜松はきほん逆光の構図なのですが、スモークは透きとおるものですから多用に向かっての構図でも不思議と青空になるのです、こういう構図すき。

 E-767早期警戒管制機とブルーインパルス、これも浜松基地らしい構図ですね。浜松にしか配備されていないE-767、世界でも航空自衛隊しか装備していないのがE-767なのですから。しかし、E-767,結局E-3よりも機体は大きいのですが、E-3の後継はE-7Aになった。

 E-7Aはボーイング737が原型の航空機ですから、結局E-767は世界最大の早期警戒機になってしまいました。E-767開発当時はE-10というボーイング767を原型とした更に大きな統合管制機をアメリカが開発していましたから、あれが採用されるものとばかりおもった。

 最前線物語、という映画がありましたけれども、航空祭では最前線神話というものがあるように思います。そうこの基地は防衛の最前線だ、という簡単な地政学ではなく、写真を撮るならば滑走路脇の最前列がいいだろう、というカメラマン目線で。

 滑走路脇の最前列、離陸する戦闘機のエンジンから吹き出す陽炎がうつりますし、着陸の際には接地した瞬間に車輪が摩擦で引き起こす白煙さえ写る、誘導路をゆく姿も迫力があって、とくに列線を形成する航空機が動く瞬間も迫力があって、いい。

 最前線神話、実際問題たとえばわたしも写真が十分蓄積されるまではその構図を重要視していたのですが、気づいたのは、はてこの基地の航空祭の写真は撮影したのが2009年のものだったか、2012年のものだったか、と一瞬わからなかったため。

 航空祭を撮影にきたのだからなあ、と改めて考えますと、構図的に一歩引いた方が、例えば格納庫の入り口付近からたくさんの群衆を構図に含めて、その群衆の人がきの向こうから離陸する瞬間、撮るのはピントが一瞬難しいが、迫力があります。

 日常訓練でも、いっそ航空祭予行でも、時間に余裕がないものですから平日に撮影を行脚することは限界があるのですが、毎年365日に一回あるかないかという航空祭よりも、飛んでいるだけの航空機であれば撮影の機会はあるのだから、と。

 最前線神話を脱却しますと、これは案外自由に撮影位置を選べるようになるのですね。最前列を確保してしまいますと、なかなか移動できない、目の前の光景の方がいいのではないか、と考えるため。そんな気構えで昨今、航空祭を撮影しています。

 浜松基地はこんな感じで撮影を完了しました、帰路は、シャトルバスが凄い事になるのは判っていましたから、もうそんな事は考えずに北口から出まして、路線バスでゆったりとかえる事にしました、少し歩く事にはなったけれども、座れて快適な岐路でしたね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-伏見,心労の身に沁みる伏見稲荷大社参道茶店お善哉の暖かさ

2024-02-04 18:22:45 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 入港善哉という言葉が有るのだからお善哉は我が国に古くから親しまれた甘味というところでして、わたしもこれからは入稿善哉を愉しもう。

 胃腸は丈夫なつもりだったけれども、胃腸風邪になってしまった、周りにはノロウィルスではないかとかいわゆる最新型コロナウィルスだとかいわれたのですが、何れも該当せず、しかし、胃腸風邪というのはなにも食べられず辛い、食べると後が怖いのですから。

 暖かいものを頂きたい、そう考えますと思い浮ぶのは。お善哉、暖かい、しかしそう量が多い訳ではなく、それでいてしっかりとした満足感を与えてくれるもの。なにしろふつうに健啖家のつもりでいたのですから断食のような日常が急に来ると、これはもう、だめ。

 お善哉には、焼き餅が、これは注意しないと熱々で舌をやけどしそうになって折角の丁寧な甘みというものが分らなくなってしまいますから、ちょっと気を点けつつも、こう啜るように甘みを噛みしめて、そしてお餅をどう平らげようか、大き過ぎない焼き餅を見つめ。

 御番茶も啜り、すると不思議にもともとそう強すぎない甘みが一新されて基点に戻ってゆくのだから面白いのですが、そして丁寧にお椀の善哉の小豆に砂糖の混じった甘みを一口二口と啜って、そしてお箸を焼き餅にすっと挿し込んで千切るように二つにわけてゆく。

 小豆そのものに砂糖で煮詰めて甘みを冠しているのだけれども、熱いと味覚が刺激されて思いのほかに甘さが、くどくなる前にちょっとした塩こぶが刻まれて添えられるものなのですから一本二本を口に含みまして、そして改めてお善哉を今度は焼き餅とともに頂く。

 餅って、甘いのですよね、そして思いのほかざらざらするけれども噛みしめるとともに満足感がやってくる、そして熱々をふうふうやりながら、当るストーブの暖かさもまた心地よさを。食べ終わった後でも番茶と共に感じる余韻を改めて、ストーブの焔を眺めつつ。

 ここは参道茶屋、伏見稲荷大社の参道にあります茶屋の並ぶ一角にありますちょっと休憩によいところです。大きくあいた間口からはつめたい風が吹き込むのですけれども、そこに即物的な暖かさのストーブとお善哉が、凄くよく心休まり、小腹を満たすのですよね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【京都幕間旅情】京阪3000系電車大阪万博2025ラッピング特急電車,人類の進歩と調和-新しい万博へ新しい電車

2024-02-04 07:00:40 | コラム
■8000系と3000系
 人類の進歩と調和は前回の万博のテーマでしたが、いよいよ来年四月から始まる大阪万博の鉄道で盛り上げている京阪電車の話題です。

 京阪電鉄は大阪関西万博ラッピング電車を3000系電車にも施しています、8000系電車と3000系電車、もしかすると過去の万博を知っている古い車両にも万博ラッピングは行われるのか、ちょっとこうやって見ていますと身近なところに来年の万博準備を感じます。

 万博、というものですがEXPO70が描いたような未来の生活というものは2020年代になりますと、ある程度実現しているものがある訳です、しかし2025万博では、どのような未来が提示されて、そう2070年代には確かにそうだったのだなあ、と回顧されるのだろう。

 防衛博、あやめが池で昔行われていた自衛隊の祭事を思い起こしますと、逆にここ数年の、というよりも昨年までを含めてか、防衛装備の発展は物凄いものが有りまして、レールガンとレーザー砲がいよいよ現実の装備となりつつあります、ミサイルの射程も伸びている。

 防衛力整備、魚雷迎撃用魚雷を筆頭に、メーザー砲のような形状のAサイクル光線車のような電子妨害装備に将来護衛艦と潜水艦、ヘリコプター搭載護衛艦へのF-35Bの搭載も現実となっていますし、予定では今年中に自衛隊にF-35Bの配備も開始されるところ。

 未来にしか見えなかったものが防衛装備では具現化するのですが、それならば万博では、科学技術は防衛力整備の先進性を超える様な、例えば、かなり自動化される事で人間の仕事や創造を大きく補佐する人工知能の可能性とか、月賦で買える空飛ぶクルマなどなど。

 情報端末の方向性や環境に配慮しつつ経済性にも配慮した未来の生活や、なによりそれらを現実とさせるための少子化対策の科学技術やサイボーグ技術、そうしたものの方向性はどの程度明るい未来を見せてくれるのか、こうしたことも万博にはきになるところです。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする