イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

距離をとる!時間をとる!(好きなコト 9/10)

2010-10-04 | 第二章「五感と体感」
孫娘が家に来て、好きな音楽を繰り返し聴いている。どういう訳か≪ちょうちょ ちょうちょ なのはにとまれ なのはにあいだら さくらにとまれ・・≫の歌である。

 先日も、萩の花に何匹もモンキチョウがとまったり、あそんだりの光景をみたこともあり、蝶と花の関係について考えてみた。程良い距離、程良い時間で蝶と花が関係する。

 日本神話に(民話にも沢山あるが)、見てはいけないと言われても、見てしまう人の性というものが書かれている。イザナギが黄泉の国でおどろおどろしいイザナミの身体を観るシーンである。適度な距離を崩してしまい、ブラックホールに吸い込まれるような話である。恥ずかしいという日本独特の感情表現。そして、信頼感も崩れ錯乱していく。しかし、最後はまあまあの結末。

 これを、エリクソンの心理学で考えてみると、何か2-4歳の意思力の時代(恥辱・疑惑 自律性)と0-2歳の希望の時代(基本的信頼、不信感)に対応するネガティブな感情の話(智恵)に思える。

 時間がたつと何とかなることもある。一線を越えてしまっても、離れれば何とかなることもある。何気ない歌詞ではあるが、大切な智恵を謳っているようでもある。

 私は、自分は人間は好きだと思っているが、時に嫌いになったりすることもある。その時は、このちょうちょのことを思い出すことにしよう。

好きなコト(五感・体感) 9/10

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