イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

中立・公平に対する情動!(好きなコト 10/10)

2010-10-05 | 第二章「五感と体感」
 どうも私には、中立とか公平という言葉で過剰に反応するところがあるようである。私の生育史を辿れば、その遠因に思い至るところがある。これも、生き抜くためにいつの間にか身に付いたものなのだろけど。ただ、過剰はちょっと問題である。

 若いころに、数理統計学に興味をもったのも、そんな私の傾向が反映されているかもしれない。作為されない真実の声を聴きたい。逆に言えば、作為された声など聞きたくないということである。

 さて、昨日、小沢一郎代議士が第五検察審議会で起訴議決となり、マスコミに大きく報道されることとなった。その中で検察審議会のメンバーの平均年齢が30歳ちょっとと報道された。国民の平均年齢は現在46歳であり、メンバーを無作為抽出するのなら、統計学の常識である大数の法則で30歳ちょっとになるというのは変な気がする。

 そこで、インターネットで検索し検察審議会法の原文にあたった。そして、その選出方法を調べた。以下がその条文である。

第四条  検察審査会は、当該検察審査会の管轄区域内の衆議院議員の選挙権を有する者の中からくじで選定した十一人の検察審査員を以てこれを組織する。
(これ以外に、職務に就くことができない職業などの記載がある)

 どのようなくじなのか、無作為抽出などのくじの方法に対する記載もない。ただ、全体の文脈からすれば、民意を反映させるということで、中立性が完全に確保できなくても良いという視点もあるのだろう。やたらとコストがかかる選出方法も問題であるからである。

 しかし、中立性については、今回の大事件も踏まえ、私も頭を冷やして考える必要があるようだ。民主主義の世界だから。

 蛇足ながら、統計学の大数の法則が成立しないような、こころの世界での中立性も思索しなければと最近思っている。

好きなコト(五感・体感) 10/10

人気blogランキングへ・・1クリック応援お願いします!感謝しています!!!