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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

身体が衰えても人は成長できる?・・・成長できる!(傾向と渇望 7/10)

2010-10-22 | 第三章「無意識の世界」
 最近、還暦が近くなってきたこともあり、身体の変化も昔よりは気になる。40歳台のころ、ライフデザインの勉強会に参加したことがあるが、その時の講師の先生は既に退職された方であったが、60歳を過ぎると仕事は午前中はできても、午後はもうだめだ、そういう変化を見越さなければいけないと言われていた。

 最近は、介護の勉強などで高齢者体験とか認知症体験などもあるが、身体の変化は確かに大きい。40歳台から老眼の影響はでてくる。記憶力も低下するようだ。筋力なども落ちる・・・それを意識化しないで無理をすると、≪年よりの冷水≫ということになるのだろう。因みに、この冷水は冷たい水をかぶるのではなく、隅田川の綺麗そうに見える水を買って、若者と同じようにお年寄りが飲んで身体をこわすという話だそうだ。

 高齢化することで、人は成長がとまり逆に退歩する。身体だけをみていると、そんな気もする。本当だろうか?

 私は、7年前に外資系企業を辞めて、それから福祉関係の勉強をしたり、仕事もした。その時、医療の知識なども勉強したが、高齢化に伴い知性はどうなるのかという勉強もした。

 知能に関して、いろいろな説があるが、ある部分は現状維持とか増大するといった説がある。記憶力や処理速度といったところは落ちるが、良く言われるのは結晶性知能といった智恵といったら良いのだろうか、そういう働きは落ちないで、逆に上がるそうだ。

 高齢者だけでなく、障がい者の芸術に触れることもあるが、以前≪ねむの木学園≫の展示会では、その素晴らしさに感動した。

 人は、確かに成育史からなる心と、老化したり病気になったりする身体からなるが、きっと魂もあるのだ。そして、人それぞれの傾向と渇望のもとに、成長することが可能なのだろう。因みに、カール・ロジャースの命題4は、そういうことも言っているようだ。

傾向と渇望 7/10

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