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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

幸せも多様性!(人生の危機を乗り越える 10/10)

2010-11-19 | 第三章「無意識の世界」
7年前に会社を辞めてからは、福祉や介護の世界に触れたりし、今までのサラリーマン時代では経験できないことを経験させていただいた。多くの死や傷病に出会ったりした。

 会社を辞めて、すぐに福祉の勉強を公的機関などで勉強させていただいたが、その中である思い出がある。看護師のA先生は、親切にいろいろ医療のことを教えていただいたのだが、何故教育に携わっているかについて語られたのが印象に残っている。医療の最前線で働いた時に、沢山の死に出会い、いたたまれなくなって、教師の仕事に移ったとのことであった。せっかく親しくなっても亡くなっていく・・・

 そのころは、そんなことがあるのだな。という感想であったが、実際に仕事として経験すると、その意味がじわじわ判ってくる。担当している方の状況が変化する。時には亡くなることもある。仕事での付き合いとはいえ、何かとても割り切れないものを感じてしまう。

 自分のどこかに、幸福観という理想が歴然とあり、それに自分が深く支配されているのだ。

 衝撃的な不幸を経験すると、親しくなることが深層心理的に怖いと感じるようになる。そんな心理学のテキストにある傾向が気になってくる。

 今日は、知人のお見舞いのあとに、立川の昭和記念公園に寄ってみた。紅葉が見ごろとのことで訪れたが、本当に素晴らしかった。多様な紅葉・黄葉。夕方の色彩の変化。しかも東には御月様も。酷暑の後で、虐げられた秋が瞬間に開花したようであった。

 生物多様性が話題になっているが、人間の幸福も同じように多様なのだろう。悲しいことがあっても、こころを開いて見渡せば、楽しいこと嬉しいことはあるのだ。

 世界はそんな風に創造されている。

人生の危機を乗り越える 10/10

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