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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

幸福曲線をゆっくり育てる!!(生きる意味を感情から考える 10/10)

2010-11-29 | 第四章「愛とゆるし」
人が身体とこころ(成育史からなるもの)と魂からなるとすると、感情は何処から湧いてくるのだろうか。身体から来る感情、こころからくる感情、そして魂から来る感情と分類できるかもしれない。

 日常の中で、これは何処からくる感情なのだろう。時どき思い出してゆったりと過ごすと、いろいろ発見があるようだ。

 さて、暗い感情を生き甲斐の心理学ではストレス曲線(不安感、怒り、身体症状、ウツ、錯乱)と呼び、それが理想と現実のギャップから生じるので、道しるべのように使え大事にしている。

 一方、明るい感情は暗い感情と対として、幸福曲線(平安感、友好的感情、健康感、幸福感、統御感)と捉えている。日々の生活の中では、幸福曲線はなかなか得られないものである。ゲーテは確か70歳の全人生の中で平安感は一ヶ月くらいと言っていた。特に統御感は難しいようだ。

 自分の経験でも、統御感を始めて得たのは中年(1999年)であった。その時のことは今でも覚えている。こんな感情が人生にあるなんて、何と素晴らしいと正直想った。

 幸福曲線を得るためには、3つの条件が必要とされている。①アイデンティティの統合 ②現実吟味力が健全 ③防衛機制を上手に使いセルフコントロールしている

 この3つの条件を踏まえて日々を送ることは、生きる意味を感情から考えることでもある。この重要な意味あいを、恥ずかしながらやっと判り始めて来たところだ。

 写真は、あるカトリック教会の紅葉。

生きる意味を感情から考える 9/10

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