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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

複眼レンズを思索する!(生きる意味を感情から考える 5/10)

2010-11-24 | 第四章「愛とゆるし」
 最近、20年前に買ったトンボメガネ?( Dragonfly optical viewer)でいろいろな場所をみて、携帯で写真をとっている。どうも複眼で見た景色のように、分割されて像を結ぶようにできている。

 トンボや蝶、ザリガニなど複眼をもっている生物は多い。人間のように二つの眼球で観るより、広角で観ることもでき、また、多点(例えば1000とか)で像を結ぶので、像を処理できる機能が高ければ、人間の眼より高機能な視覚となるようである。

 たまたま、インターネットで検索していたら、複眼レンズのデモがあった。一度撮った写真で、近い場所をフォーカスしたり遠い場所をフォーカスできる。その他3Dなどにも利用できるらしい。凄い。

 眼は、今から5億年くらい前に、突然出現して殆ど最終到達的な進化を遂げた不思議な器官なのである。眼の出現で生物が、カンブリア紀の大進化を引きおこしたという説もある。興味の尽きないテーマだ!

 さて、話は戻るが、このトンボメガネでいろいろ眺めていると、生きものの世界が、本当に固有の世界だと気がつく。実際は、蝶などは人間の可視波長より広いので、紫外線の模様なども見分けることが出来るらしい。想像もつかない世界に住んでいる。

 昆虫や魚が見ているものなど、かなり違うことが分かるが、同じ人間であっても、微妙に違うのだろう。身体や成育史も違う人間は、一人ひとり違う世界を持っている。そして、自分は他人に本質的になりかわることはできない。他人も自分になりかわることもできない。

 こうした事実のなかで、人は思考・感情・行動の流れの中で成長し、生き甲斐を持って生きることができる。不思議である。トンボメガネより不思議。

生きる意味を感情から考える 5/10

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