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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

人が変わる・・傾聴力を高めるために!(こころの声 4/10)

2011-09-03 | 第三章「無意識の世界」

 ノウハウ本はいろいろ読んだが、だいたい役に立たないと思う。その理由は、自分が実際に著者と同じような厳しい現場を経験していないからである。

 傾聴に関しても、実際に優れた指導者による勉強会等で訓練するのは良いが本ではなかなか伝わらない。しかし、唯一自分自身の経験を、再解釈することで傾聴のポイントに接近することはできると思う。

 心理学の勉強は、自己事例を大切にすることで深まる。それ以外の深め方を私は知らない。

 では、自分にとっての傾聴の経験?カウンセリングや傾聴について理論的に学んでいくと、実は日常の様々な経験の中で、理にかなった体験を結構していることに気づく。また、外国から輸入したような研修会では、もともと同じような心理学の教養を身に付けている人がデザインしたこともあり、表面上は違うが実質同じものもある。

 いつの間にか、カウンセリングや傾聴のトレーニングを知らずにされていたりする。

 前置きが長くなったが、次の問いかけをしてみよう。

 「ジンときた〇〇さんの思い出!その時は私は変わった。」

 そして、その流れを考えてみると、事柄のポイント(カールロジャースの6条件を分りやすくするため、私なりに変えた。本来はカールロジャースの文が良い)をより理解できると思う。

 ①傷ついていたのは誰か、何故か?

     (例えば私、例えば7歳のころアラスカで初めて現地の小学校に行った話もできない。不安)

 ②支援者は誰か、そして純粋と一致で統合されていたか?

       (例えば、初めて合った小学校の女教師。英語も話せず環境にとけ込めない新しい生徒に向かい合う。)

 ③支援者は、どんな言葉掛けをし、それが良かったか?

       (例えば、英語で微笑みながら、誠実に問いかけを。)

 ④支援者は愛と信頼の人であったか?

       (例えば、その時に直感的に感じたのが、後日の印象も変わらず。愛そのものの先生のようであった。)

 ⑤支援者は傷ついた人を深く理解し、一緒になってくれる。

       (例えば、英語が判らない私に色紙を見せ、何色かと聴く。いよいよ、判らないので日本語で答える。)

 ⑥支援者は、傷ついた人を受け入れ、示してくれる(大袈裟ではなく)。

       (例えば、私の日本語を否定的に見ないで、クラスの皆に、日本語を話せる私を受け入れ紹介する。)

  こうした自己事例を、一つ二つ思い出し自問自答すると良い。

こころの声 4/10

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