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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

浮き世離れしているようで、してない大切な問いは?(不安を観る 8/10)

2011-09-27 | 第四章「愛とゆるし」

 世の中には、「急がば回れ!」という格言がある。私はこの格言が好きである。浮世の些末時に翻弄される時に、じっくり深く考えると見えてくる。

 難しい課題や人生の節目で悩んだりしたとき、「私は何のために生きているか?」、そんな自分への漠然としたオープンな問いかけをしたことが、結局は長い目でみてよかったことも。

 今回の放射能汚染も問題も、この浮き世離れしているような、青年のような問いかけが、きっと役にたつと思う。回答は、それぞれの人のこころの奥深いところにあるはずだ。

 ただ、この問いかけが大切なことは、私の個人的な想いだけではないようだ。生き甲斐の心理学で、とても大切にされている。

 「私は何のために生きているか?」という問いかけは、自己実現(利己的なものと狭く解釈しないで欲しいが)の領域で大切な問いであるし、こころを健康にするためのアイデンティティの統合に深く関わってもいる。そして、自分の立ち位置、軸が決まれば、不安感を体験の解釈の変化により、平安感に変え明るく生きることができる。

 ところで、先日、月と地球の関係についてBBCのドキュメントを観た。金星や火星は初めは地球と同じように育ち、生命体が育つまでになったかもしれないとのことだ。しかし、その後、荒れ果てた原因は、地球が月を伴っているのに対し、金星は持たず、火星も二つあるものの、火星本体に大きな影響を及ぼす月のように大きくない。地球の月のような衛星をもたなかったのが理由だという説である。

 月のような天体の巨大な重力は、海水の満ち引きだけでなく、地球の最適な地軸を決め、生命を育む環境を形成したと言えないわけでない。

 この月と地球の関係は何か人生でもあるようだ。大きな人生の問題に遭遇したとき、その問題が人を救うということもあるのではないか。日本にとって放射能汚染も、それ自体は大変な問題であるが長い目で見てどうか。それは、あと100年もしないうちに判るかもしれない。

 写真は中秋の名月(今年の)。

(なお、今回の「不安を観る」は「生き甲斐の心理学」(植村高雄著)の系統図を参照していますので、是非参考にしてください。)

不安を観る 8/10

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