イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

知ろう:自分のストレス・レベル!(不安を観る 3/10)

2011-09-22 | 第四章「愛とゆるし」

 福島の原発放射能汚染の問題は、いろいろ不安である。

 NPOの知人を通して、東日本大震災の影響の大きさを聴いてはいたが、やはり不安が高まったのは、メルトダウンが本当にあったことを知ったり、児玉龍彦教授のYouTube録画を見たりしてからだ。

 夏には、親戚の多い中国地方に行った。放射能汚染の影響の少ない地域でも、何で関東の人が移住してきたのかとか、米が高く売れそうで農家は喜んでいるとか・・・そんな不思議な出来事に深い関心をもっていた。

 もう、自分は良い年をしているし、亡父が亡くなった年にも近づいているので、あたふたすることもないが、若い世代は大変だ。特に子供のいる親御さんは深刻だと思う。娘がいるので私もひとごとでない。

 さて、不安とは何か?

 不安はその人が持つ、理想と現実のギャップから生じる。そして、この放射能汚染の問題は、住んでいる場所とかでかなり決まってしまうように見える。実際は、そんなに単純ではないと思うが。

 そして、この不安は時間と共に徐々に高まってきたりする。

 ところで、不安というか暗い感情(ストレス曲線)がこころの健康とどう結びついているか、つまり自分はどのくらいのストレスの状態か、それを知る簡単な知識を持っている人は意外に少ない。こころの健康の尺度は昨日のプロセススケールもあるが、もう一つ感情の種類からも見分けることができるようである。

 感情は自分でもわからないくらいいろいろある。暗い感情でも、憂鬱、ひけめ、嫉妬、不安、怒り、激怒、錯乱、寂しさ、悲しみ・・・(とはいえ、100も暗い感情を書き出した人は私は知らないが。)

 それを、生き甲斐の心理学では暗い感情を5つに分類する。①不安 ②怒り ③身体症状 ④ウツ ⑤錯乱

 実は、これは一つの階段のようになっている。放射能汚染の問題が、例えば自分の中で解決できないと(地域の環境の問題なので一過性の問題ではないと思う)、徐々に不安から怒り、怒りから身体症状(眠れない、体調がおかしくなるなど)、身体症状からウツ、ウツから錯乱とアップグレードしていく性格があるようだ。

 一般には身体症状までいけば、医療を受けるのが良いとされる。

 人間のこころは、意外にもろい。ただ、こうした感情の階段があることを知っていると、自分が今どこにいるかなど判り、それだけでこころの安定化につながる。過去の自分のことを思い出したりし、今、自分はどこのへんかと体感できるようになると、一層自分のコントロールが上手になる。

 さて、今の自分はどうだろう。

  恐らく怒りのレベルである。

 そして、昨日のブログでもお話したが、それをバネにして、文献を集め、そして昨晩は熟慮の末約2万円のガイガーカウンターを発注してしまった。

 この現象をどう観るか。自分的には、自己肯定・他者肯定のスタンスが行動の底に流れているようで、まだ健全だと思う(錯乱ではないだろうな(笑))。

(なお、今回の「不安を観る」は「生き甲斐の心理学」(植村高雄著)の系統図を参照していますので、是非参考にしてください。)

不安を観る 3/10

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ 人気ブログランキングへ  <・・クリック応援いつも感謝しています。