鎌倉の長谷寺で三途の川に居るという奪衣婆像に会った。内藤新宿のぞくっとする像も良いがこちらの穏やかな像も良い!
こちらのお地蔵さんも、和むようなかわいいお地蔵さん。親しみがわく。
さて、神社仏閣教会で出会うさまざまな感情。この4-5年いろいろ旅をしたが、特に奈良の長谷寺や室生寺に行ったとき曼荼羅図は感動的だった。描かれている沢山の仏さん・観音さんの顔が様々な感情を示していたのだ。それが、どこか意外。
「生き甲斐の心理学」でも感情の曼荼羅ということを学ぶ。人生で出会う様々な感情のことである。それが、実際に曼荼羅図を観て腑に落ちようだ。
感情について学んだり、さまざまな感情を実際に経験してくると、感情について不思議な感覚{悟り?)を抱くようになるのかもしれない。一つは、これからの人生、いろいろなことがあるにせよ出会う感情は今までの感情のバリエーションに過ぎないという達観。もう一つは、感情の曼荼羅図にあったように、感情そのものの美しさ(恐ろしい感情であっても)。もちろん感情が湧いた原因には肯けないことがあるだろうが。
感情に対する深い理解も、日々の生活の中で役立つ。フランスの女性の哲学者でシモンヌ・ヴェーユが、高校生に哲学の授業をした講義録があるが、感情に関しても実に深い。私も習いたかったと思わせるものだ。
このブログでも感情について『生き甲斐の心理学』をもとに、いろいろ述べているが、次の知識は重要だ①暗い感情は、理想と現実のギャップ。②暗い感情(不安、怒り、・・・)は人間の本質に根ざしている。③明るい感情(平安感、友好的感情・・・)は理想と現実が一致することによる得難い感情。以上の3つを自分の経験を踏まえ理解するだけでも違う。
時に、自分の感情生活を振り返り、感情のありようをのんびりと眺めると、思わぬ発見があるかも。
ストレス曲線をバネに① 6/10