イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

地元をホントに観てみる!(ストレス曲線をバネに ② 5/10)

2014-07-22 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 江戸病や奈良病に罹ったわたしではあるが、最近は地元の八王子由木地区に熱い視線を向け始めている。全国的にはまれな由木病に罹りつつあるのかもしれない。

 しかし、私も東京四ツ谷生まれとはいえ、今では多摩の暮らしが人生で一番長くなってきている。振り返ると、一年の多くの時間をこの地元で過ごしているにも関わらず、こころは仕事とか奈良とか・・・まあ、別のところにあることが多かったようだ。従って、地元を殆ど知らない。勿論、車の運転をはじめ生活の面で表面的な地元は良く知っている。

 しかし、50年前、100年前、500年前、1000年前、・・・1万年前・・・について殆ど知らないでいる。地元の人の方言とか、暮らしぶりも最近少しは知るようになったもののかなり怪しい。まあ、私はこの地ではホントは異邦人なのだろう。

 さて、表面的にしか地元を理解していなかった私が、少し変わろうとしている。地元の歴史を調べ、現地を訪問して五感と体感で地元を味わう魅力に取りつかれ始めているからだ。

 これは、実は心のストレス曲線の味わい方、生き甲斐の心理学の学びの影響も大きいと思う。臨床心理学とか生き甲斐の心理学の世界は、生育史への配慮が実は大きい。表面的な意識の世界にいる私であっても、例えば昨日のブログにあるように現実の花火大会に50年前の花火大会が重なったりし、無意識からの感情が湧きたつような存在だからだ。

 心は実に多層的なものなのだ。そして、この多層的な心の勉強していると、それと等価な地元の多層性にも興味が湧き始めるのだ。ある地点で沸き立つ感情。それは、その場所が長い歴史を経ているところであり、湧き起こる感情も単なる自分の生育史上の出来事以上に深い意味があるようにも思ってしまう。

 今日は、オフでもあり地元の遺跡など、ちょっと行ってみようかな。

ストレス曲線をバネに② 5/10

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