首題のテレビ番組を見ました。テレビ東京が2010年11月14日に放送した番組のようですが、ワタシの住む三重県の三重テレビで今日、放送されていました。
番組では現代の30~40代主婦がほとんど料理をせず、レトルト食品、冷凍食品はてはお菓子をご飯代わりにしていていることを紹介。
1週間の食事の記録写真は最初はガンバって色々と料理を並べているが、4日目以降になると疲れてきて素の食事が並ぶとのことで、ある家庭では娘の朝食が卵ボーロ16粒に牛乳のみ。しかも「娘が学校で朝食を摂るように洗脳されたので困る」というコメントが(笑)。
別の例では、食事を全てコンビニのレトルトパックなどで済ませていて、手作りに見えるように串なども一旦バラして間にプチトマトなどを入れるといった細工をし、旦那は全く気付かず奥さんがきちんと料理を作ってくれていると信じている(笑)。
毎月のお米代が2万円なのにお菓子代に6万円も使っているというデータも紹介。
もちろん、紹介された家庭が全てではないだろうけど。
で、これらの主婦はいずれも母親に料理を教えてもらわなかったとのことで、70代の母親世代は江戸・明治時代から続く旧・日本の堅苦しい制度を体験し、さらには戦後の自由平等の思想を受け、娘には無理な押しつけをしたくないという意識を持っているとのこと。
また、戦中・戦後の小中学校時代にろくなものを食べることができなかったこと、戦後復興期に洋風の食事が憧れだったこと、丁度主婦になった頃にインスタント食品が発売され、それを積極的に取り入れるようになったことで、日本の伝統食ではない新しい食事を作るようになったことが、娘世代が伝統食を作れない要因だったとしています。
残念なのは現状把握で終わっていること。だからどうすべきという提言はありませんでした。
とはいえ、なかなか興味深く、ある意味ショックな内容でした。
そういうワタシも親から料理の仕方はあんまり教わっていません(笑)。
姉はおせちの作り方を教えてもらって、いつも年末は母娘で一緒に作っていますけれど。
リンク:テレビ東京 久米宏 経済スペシャル 新ニッポン人の食卓
同じトコが少しある、NHKスペシャルの本?
献立の写真の件は本では銚子の本城小学校でした。
本では、この企画をしたスタッフもたいした物食べていないので告発や啓蒙ではなくドキュメンタリー、だそうです(笑)
だから?どうすべき、というような事はなかなか云えないのではないでしょうか。
名前は忘れましたが、やはりNHKの番組でスープを作る料理研究家は食べる事は生きる事と言いきっていましたが、きちんとした食事をきちんと食べられる人しか、いいきれませんね(笑)
そのような本がありましたか。
企画をしたスタッフもたいした物食べていないのでドキュメンタリーですか(笑)。まぁ、確かに、お金さえ払えばすぐに美味しいものが食べられ、食材も世界中の物が豊富に手に入るいまの日本では食事に対する意識というか考え方は、人それぞれでしょうね。
たしかワタシが中学生の頃、「エンゲル係数」なるものを知りましたが、当時はそれが低いことが豊かなことだという風に教え込まれました。でも、いまはそれが正しいことだとも言い切れないように思います。まぁ、食費そのものというよりは、食事にどれだけ手間をかけるかとか、食事をどれだけ家族(など)で楽しめるかという意味ですが。