田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

家庭内ボランティア 手塩にかける

2010年02月09日 | 日記
2月9日 超暖かな一日 20℃をを越えたのだろうか 南からの強い風

夜明け前から屋根の雪が溶けだして樋を落ちる音がする。
雨かと思って起きるが、未だ夜明け前だ。
寒くない・・・・ リビングに行くと暖かい、障子を開けると部屋の前の雪がどんどん溶けているのがわかる。

9時前にМが出かけた後を追うように俺は軽トラで走った。
町の交流促進センターで味噌づくりをするという。
仲間3人で今日が3日目の最終日で糀と大豆を混ぜ合わせ樽に仕込むまでやるという。

先ずは糀を台の上に広げ固まりをほぐしてから塩を良く混ぜる。
この時には酒造りの杜氏よろしく素手で生温かい糀に塩を混ぜる。
糀の中に射しこんだ掌、指を広げると糀の感触がくすぐったいようなビミョウな触り方だ。
揉んだり擦ったりしながら均一になるように混ぜると手の方も気のせいか白くなってくる。


同時に前の日に炊いた大豆をミンチの機械にかける。
機械は豆に含まれる水分が多すぎるとスピードが遅くなり、水分が少ないと早くなる。
ミンチの刃の回転が伝わるのは水分が無い方が良く伝わるという力学的?な動きに納得する。


ミンチ状になった大豆を糀に塩を加えた処に混ぜる。
これからの作業はひたすら混ぜる。混ぜて集めてまた混ぜて。。。4回を繰り返すことで大豆と糀が生き物に変るという。


最後は60kgの巨大な固まりを千切っては丸め千切っては丸める作業を続ける。
全ての作業を終えたところで大方の味噌づくりは終わったようなものだそうだ。
指導役のTさんの動きは味噌球を掴んでは秤に載せる手際の良さが凄い・・・
5kgづつ計るのだが最後の100g単位の固まりを目分量でちぎり秤に載せるとピッタリとなるのがスゴイ!!


3人の仲間で協働の味噌づくり・・・これで4年目となる。
一人が20kgになるように秤で分けながらの作業・・・・


樽の中へ塩を曳き計っては投げつけることを数回繰り返して3人分の味噌の仕込みも予定より1時間早く終わった。
今年から味噌づくりを習いたいと云い手伝いに来てくれたKさん夫婦・・・
田舎暮らしでこの町に移り住んで良かったと云う。


この作業は毎年家庭内ボランティアと云うことでМの作業を手助けすることになっている。
今回はKさん夫妻が手伝いに来てくれたので俺の出る幕はなかったが、最後のお茶の時間には主役が廻ってきた。
手作りのどら焼きや豆の入ったオコワ、大学イモ・・・・・地産地消の真っただ中にいる快感がある。


俺たちがお茶を楽しんでいると次のグループが糀を作るために炊きたてのご飯を台の上に広げている。
彼女たちは3日後に糀ができる日に俺たちの今日と同じ作業をさることになる。


午前中に終わってしまったので午後1時までは時間ができた。
公民館の図書室へ寄り北御牧村村誌の歴史編を読み漁った。
22年度のウォーキングマップ作りに重要な資料が記述されている。
1時からは町民活動センターの副センター長Y女史と活動発表会の打合せを済ませた。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする