田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

消える雪 残る雪も 溶けるゆき

2012年01月06日 | 日記

1月6日(金)  快晴   冷たい風  午後からは 曇が流れ

今朝も最低温度が更新されると云い覚悟を決めて起きる。しかし、それほど寒さを感じなかったのはMが寝る前にストーブに太い薪を入れたようだ。彼女は夜更かしで俺よりも数時間後に床につく。

起き出してストーブの扉をあけると黒くなった薪が残っていたが、空気が入ると直ぐに炎があがる。室温は充分すぎるほどの暖かさ、Mの言葉を借りれば、「寒がりSalaや夜中に徘徊するAlgoのため」だそうだ。 

朝陽が昇る直前が一番気温が下がることから、北側のボイラー室の外にある温度計を見に行くと-10℃と意外にも温かい。考えて見れば温度計の上にはボイラー室の排気筒があり壁も暖まっているだろう。僅かの誤差だが百葉箱までは必要としないが正しい数値を示して欲しい。尤も我が家の温度計はズボラな性に合っているもので、最低温度と最高温度が記録されるようになっている。朝に見過ごしたからと云って最低温度を確認できないことはない。

ボイラー室の裏でご託を並べている間に太陽は隣の集落との境の落葉松を越えて姿を表している。眩しい陽の光を見ながら朝が早くなったように思う。冬至のころから比べると数分しか違わないのだが、陽の光が明るくなったと思うのは雪のせいかい俺の心の持ちようかもしれない。 

朝陽がしっかりと顔をだすと浅間の山は雲海の上に静かな佇まいでいる。この山は活火山っと思わせるほどの、何の変哲もない山に見える。ほんの僅か水蒸気を細く上げているように見えるがカメラには写らなかった。 

ゴミステーションに月一回で出しに行く燃えるゴミ、辺りの雪の上には昨日太陽に溶けた雪が氷の粒となってダイヤモンドのように輝いている。小さな粒だが“誰でも拾っていいよ”って云っている。 

まばたきに 応えるダイヤ 氷粒 (哉) 

コメント
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