電位、電圧、電流、電荷(電気量)、電気容量、電気抵抗、電力とここで上げただけでも7個も電のつく用語がある。学生からそういう違いというか定義を聞かれた。電圧と電力との違うを聞かれたのだが、ちょっとこれだけではいけないだろうと思って書き出してみたら、7個あった。
これは自分ですぐに思いついたものだけであるから、まだ他にもあるかもしれない。電気は目に見えないから力学と違ってなかなかイメージを描き難い。それで水とのアナロジーで説明をしているのだが、十分にわかったかどうか。もともとアナロジーはアナロジーにしか過ぎないので水とのアナロジーで電気のことがすべてわかるとはいえないだろう。
水圧で電圧をイメージし、水の流量で電流をイメージし、水の量で電荷をイメージする。電位は水のあるところの高さ、水位でイメージする。なにも元とするイメージがないよりはいいだろう。電位差は水のある場所からもっと低い場所への位置の差でイメージする。どうも中学校レベルで申し訳がないが、このイメージすらもないとしたら、どうやって電気のことを理解したらいいのだろうか。