物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

表現法の違い

2008-07-26 11:42:56 | 学問

このテーマについて論じることは学問の分野に入れていいのかどうか迷ったが、一応学問分野に入れた。

これはドイツ語のクラスに出て来られているある大学の哲学の先生Mさんから聞いたのだが、このごろはラジオがなかなかいい番組を放送しているらしい。日常はテレビしか見ないのでラジオがどのような放送をしているか関心がなかった。NHKの深夜というか早朝4時からの番組がいいのだという。M先生はだから、この4時から5時の番組を聴取してからお休みになるとのことである。

それで考えたのだが、ラジオはもう時代遅れと思っていた方にはもう一度考え直す機会が必要だということである。もちろん、スポーツ中継でもラジオよりもテレビの方が情報量が多いことはいうまでもない。

たとえば、大きさを言うときにはラジオでは50センチ位とか言葉に出して言わなければならない。それがテレビだとそれを映しさえすればいい。その違いは決定的である。

それで思ったのだが、たとえば、新聞は以前は白黒の印刷でカラーの写真など印刷できなかった。ところが現在はカラー印刷はふんだんに入るようになった。それで確かに情報量は増えた。花の微細なカラーを味わうことができるようになった。

だが、当然のことだが、動画は新聞には載せることができない。テレビでは動画を写しことができる。それでときどき視聴者の撮影した映像だとかニュース映像を放映している。断然それで情報量が多くなっている。ところが情報量が多すぎると散漫になるという点もある。

たとえば、数学とか物理とかの概念や定理を学ぶのにその教材をつくるということがあるが、そのような教材はテレビやラジオの放送で済むと考える人は少ない。なぜなら、概念をわかるということはなかなか時間がかかることだからである。

コンピュータの関係でも動画は長年難しかったが、このごろはyou tubeとかで動画を見ることもできるようになり、どこかの大学の授業もyou tubeの動画で見ることができる時代になったが、それでは終わりにはならない。そこが面白いところである。