5期連続甲子園出場をしていた今治西高が準々決勝で敗退した。帝京高校の投手は好投手だったらしい。帝京は気勢が上がっているだろう。
しかし、5期も連続で甲子園出場したことを誉めるべきであって、負けたことをせめるべきではなかろう。どこの高校も甲子園出場をかけていつも猛練習をしている。いつも同じ高校が出場するのは望ましいことではない。
実は私はもう半世紀ほど前の今西の卒業生であるので、卒業生としては常に今西に勝ってほしいという願望がないではない。だが、いつでもそういう不運なり、幸運なり、はたまたドラマがあるのが人生だと思うのである。
そういう点ではどういう結果がでようとそれが精一杯やった結果ならば、いいではないかと思う。愛校心がないようだが、あまり狭い意味の愛校心にとらわれたくない。
愛校心に富んだファンはどの高校にもいるのだから、チャンスを他の高校に今回はあげたのだと思うことにしよう。