楊逸さんという中国系の作家が芥川賞を受賞したと今朝の新聞で読んだ。
このころはアメリカ出身の詩人や作家がいたりして日本語で書いたりしているのだが、それでも芥川賞のような文学賞を受賞する日本語を母語としない人が出てくるとは隔世の感がある。
日本人でも多和田葉子さんだかがドイツ語で小説を書いてドイツ語圏で評価されて何かの賞をとったというので評判になったが、それでも母語でない言葉で書いて文学賞をとるというのはすばらしい。
この頃の傾向として直木賞とか芥川賞とかをとるのは圧倒的に女性が多い。これは近年の傾向だと思うが、女性の作家のすばらしい人が多いのだろうか。
人類の約半分は女性なのだから、女性の作家が多いといってもまったくの不思議ではないのだ。でも単に感覚が鋭いだけではなしに書くべきことをしっかりともっているとはとてもうれしいことである。