9月といえばSeptember 11だろうか。911ともいうようだが、この日から世界が変わった。もっとも世界の貧困や抑圧された人々の暮らしの戦いはこのSeptember 11以降も続いており、そちらで地道に励んでいる人のいる。そういう人の中にアフガニスタンで亡くなった伊藤和也さんもいたのだろう。
テレビで見た衝撃的な事件といえば、ケネディ暗殺とか、オウム真理教の地下鉄サリン事件とか、このWTCへの2機の飛行機のつこっみ事件とかある。どれも衝撃的であるが、世界を変えたという意味ではSeptember 11は大きかった。
しかし、今はちょっと違ったことを述べよう。昔、ソーヤーの「数学へのプレリュード」(みすず)を読んだときにSeptemberという語が好きだという子ともがいるという話が出ていたと思う。
Septemberは3つあるeの位置が左右対称的だということであったろうか。詳しくは覚えていないのだが、いつも思うのはこのSeptemberには7という数が隠れているということである。
septはフランス語でセットと発音して、7を意味する。多分ラテン語系統の言葉なのだろう。9月、10月、11月、12月はヨーロッパ語ではそれぞれ7,8,9,10という語を含んでいるのは誰でも知っている。OctoberにはoctがNovemberにはnonoがDecemberにはdecaが含まれているというわけである。
残念ながらラテン語は一度も勉強したことがないので、知識もこの程度の浅薄なものだが、Septemberと聞くといつも7を思う。フランス語ではseptのpは発音しない。