物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

ブログのテーマ

2008-09-25 12:36:40 | 日記・エッセイ・コラム

ブログのテーマをどうするかについていつも気にかけている。そのせいかどうか昨夜はそれについての夢を見た。そしてその夢に出てきたことをブログに書こうと夢で思っていた。ところが、ところが、いまパソコンの前に座るとそれが何だったかまったく覚えていない。

なにか確たるテーマをもてたような気がしているのだが、どうもこれは老齢のせいなのか。それとも単に記憶がよくないせいなのか。はたまた単に夢というものはそういうものなのか。ぼんやりとしている。

そいういえば、大学で指導を受けたO先生の夢を数日前に見た。もっともそれがどういう夢だったのかもうわからない。潜在意識として頭にあることが夢として出てくるように思う。その前に夢に見たのは武谷三男氏の夢であった。これもどうもはっきりしない。武谷氏とは付き合いがあった訳ではないので、あまりリアリスティックな夢ではなかったが、O先生の夢はもっとリアリスティックであった。

O先生は数年前に80歳で亡くなられ、今年の4月にはO夫人をお呼びしての同窓会も松山で開いた。私はO先生よりはYさんに博士論文のテーマを出してもらったりしたのだが、不思議にYさんの夢を見ない。私の3人いるS先生の夢もあまり見ない。一番若いS先生はYさんに指導を受けるようになるまで指導を受けたが、このSさんには物理とは「ものごとを単純化して考えるのだ」というようなことを実地に教わったと思う。

いま、有名な物理学者になっているK博士などもものごとを単純化して考えるという才能に恵まれている人という風に捉えている。もちろん、K博士が有名な物理学者となられたのはそういう才能だけとは考えられないが、そういう側面があると思う。K博士のことを思い出したのはいま彼の書いた「非線形科学」という本を大学生協で買ってきたからである。