9月1日は防災の日である。85年前の今日関東大震災が起こった。9月1日というと昔から二百十日といわれて台風の多くやってくるシーズンでもある。今年は天候の影響か今のところ台風にはあまり襲われていない。
ところが局地的な豪雨で被害が続出している。しかし、松山では雨があまり降らず、水不足である。日本全体が豪雨のときに少しだけ雨が降ったが、ダムを一杯満たすには程遠かった。いまちょうど小さなダムの半分くらいしか水がない。例年と比べて30%足らずの水不足である。
「災害は忘れた頃にやってくる」は寺田寅彦の名言だったが、このころは「災害は覚えているうちにやってくる」と変えたほうがいいともいう。60年、70年ここに住んでいてはじめての経験だとテレビのインタビューに答えている人が多い。災害はない方がいいが、自然相手だとできることが限られてくる。せめて、人災がでないように注意できればいいが。