2月に受けた定期健診の3ヵ月後検診を受けに行った。肺がんの定期検診でCTスキャンを受けた。いまのところ悪いという診断は出ていないが、念のため6ヶ月後の検診を予約して帰った。
先回の検診には楽天的な妻も心配してついてきた。今回はついてきてはくれたが、理由が違っている。家に居ると用事の電話がかかってくるので家に居たくないという理由である。電話は便利ではあるが、こういう呼び出しから逃げるには都合が悪いこともある。
なんでも市民運動とかなんとかいうが、その実状は一生懸命にする人は少なく、面倒な仕事は少数の献身的な人に覆いかぶさってくるという風である。みんなが手分けして仕事の取り組もうなどと表面ではいうが、その実状はどこもそんなになっていない。
常につぎからつぎへと新しい献身的な人が出てくれば、問題はないが、そんなことは普通には起こらない。ずっとそれらの運動に関わっている人は理屈は一人前に言うし、会議では全部自分がしたような顔をして報告するが、いざ手を汚すような仕事はまったくやらないとかうまく口実を作って逃げるというのが多い。
いわゆる「革新的」といわれる組織でもそのようだから、他は推して知るべしであろう。もっともそういうことはすでに私の学生時代から経験済みのことである。このような話は私の現在の経験ではないのだが、いつも妻から聞かされていることである。