物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

饗宴

2013-07-18 13:22:30 | テレビ番組

NHKの「100分de名著」でプラトンの「饗宴」をとりあげている。

ところが私にはこの「饗宴」についてのいい思い出がない。大学時代に教養部の英語で、ある英語の先生がこの饗宴の英訳をテキストに採用したが、まったく退屈でなにがなんだかわからなかった。

3回に1回くらいしか出席していなかったのだろうと思う。とんでもない不心得な学生であった。単位は何とかもらったが。

その証拠にという訳ではないが、担当された先生の名前(湯浅先生?)もテクストの題も全く覚えていない。

ただ、試験のために岩波文庫にあった訳の「饗宴」を買い求めたことだけは覚えているが、それを試験のときを除いて読んだことはまったくない。

ところが今回の放送では初回はまったく見なかったが、2回以降を2回昨夜までに見たが、結構見ることができた。これは多分に放送では多くの工夫がなされているからであろう。

ということでまったくわからなくて、関心も起きなった「饗宴」だが、全く忌避すべきものでもなかったのかなと思い直している。だが、岩波文庫の「饗宴」を読んで見ることなどまだ問題外である。


IT産業は人手不足

2013-07-18 13:00:02 | 社会・経済

2年振りに次男と会って話をしたら、彼の勤めているあるITの会社も人手不足だという。

今年も大学生を4人の人に会社の内定を出したのだが、だれも来てくれなかったと言っていた。

だが、誰でも雇うことができるわけではないという。ある程度の知識と素養が必要であるという。それがどの程度のものであるかは聞かなかったが、なかなか深刻である。

一方で、非正規社員が多くなって、働いている人が1000万人を切ったと言われている。むかしなら、標準家庭とは父母に子ども二人の4人家族であったが、いまではそういう家庭がとても少なくなった。

多い時には1500万人もいたそうだから、500万人が職がないのであろうか。もちろんまだ日本はEUのスペインとかギリシアほどの失業率ではないが、定職がない人がかなりいるのは間違いがない。

パートタイムや非正規雇用で働いている人が多いということであり、それはこれからも改善される要素は少ない。だが、政治の情勢を見るとそれらの問題点について働きかけて改善しようとするという具体的なプログラムをもった政党はない。

これはもちろんなかなか難しいことではあるだろうが、しかしどうでもいいことではないはずである。

だから、IT産業でもほしい人材の育成が大切なこととなるのだが、いまでは企業は自分の力で人材を養成するだけの経済的な余裕がない。したがって、公的な機関でそういう人材の養成をすることが求められるのだと思う。


小川修三の講義ノート2

2013-07-18 12:41:21 | 物理学

物理数学の講義ノートの方も小川さんの直観的な数学の理解を知りたいと思ってコピーを敏子夫人にお願いをした。

まだよく見ていないのでなんともいえないが、量子力学講義ノートほどの特色はなさそうである。

ただ、これは1974年に広島大学でされたものであるが、数少ない小川さんの数学的内容の講義ノートなので、これからじっくりとみてみたいと思っている。

はじめに参考書としてはクーラン・ヒルバートの「数理物理学の方法」、山内恭彦の「代数学と幾何学」、寺澤寛一「自然科学者のための数学概論」が挙げられている。

しかし、これもいずれはどこかに公表をしたいと考えている。