NHKの「100分de名著」でプラトンの「饗宴」をとりあげている。
ところが私にはこの「饗宴」についてのいい思い出がない。大学時代に教養部の英語で、ある英語の先生がこの饗宴の英訳をテキストに採用したが、まったく退屈でなにがなんだかわからなかった。
3回に1回くらいしか出席していなかったのだろうと思う。とんでもない不心得な学生であった。単位は何とかもらったが。
その証拠にという訳ではないが、担当された先生の名前(湯浅先生?)もテクストの題も全く覚えていない。
ただ、試験のために岩波文庫にあった訳の「饗宴」を買い求めたことだけは覚えているが、それを試験のときを除いて読んだことはまったくない。
ところが今回の放送では初回はまったく見なかったが、2回以降を2回昨夜までに見たが、結構見ることができた。これは多分に放送では多くの工夫がなされているからであろう。
ということでまったくわからなくて、関心も起きなった「饗宴」だが、全く忌避すべきものでもなかったのかなと思い直している。だが、岩波文庫の「饗宴」を読んで見ることなどまだ問題外である。