物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

中国語?

2013-07-30 13:02:56 | インポート

言語音声の聞き分けの脳が生後6~8月で決まるというのが昨夜のNHKのTEDでの結論であった。

そのときにそれとは直接関係がないが、気になったことをここに書く。それは中国語をどういうかということである。

昨夜の放送では英語で中国語のことをMandarinと言っていた。辞書を引いてみるとこれは中国語の標準語である、北京官話を意味する。

普通に中国語をChineseと英語ではいうが、それはいろいろな方言まで含めたものであろう。中国語でも広東語CantoneseはMandarinとは全く違うと聞いている。

それで気になっていることがある。昔2年間ほどラジオで中国語講座を聞いたことがあったが、そのときに中国語はこのままであったが、最近ときどき見るともなしに見ることのある、NHKのテレビでは中国語は漢語Hanyuといっているようである。

私が25,6歳の頃から言えば、ほぼ50年を経過しているので、言い方が変わっても不思議ではないが、言い方が変わってしまったのだろうか。そのいきさつを知りたいと思っている。


言語の習得

2013-07-30 12:43:46 | 外国語

言葉を学ぶのにその年限がある。それが昨夜のNHKのTEDカンファランスでPatricia Kuhlが話していたことである。

どういうことかというのは少し説明がいる。英語と日本語では音声のスペクトルがちがう。日本語ではlaとraの音の区別がないが、この l と r とは英語では明らかにちがう音であるという。

その区別をつけるかどうかは赤ちゃんの生後6~8ヶ月で決まるということを最近Kuhlさんを中心とした方々が発見した。

音声のスペクトル分布が日本語と英語で違っているという。それは生まれて6~8ヶ月で決まるとすれば、その後の母語ではない言語習得の努力はムダを意味するのだろうか。

そのときに生の人間がかかわらないとビデオとかテレビとか音声だけでは役に立たないということも研究で調べられている。

それについてはKuhlさんの研究では言及されなかったが、ちょっと私を含めた外国語学習者にとってはちょっと気落ちするような事実である。

もっともこの生後6~8月以後にアメリカと日本とを行き来して、いまでは英語と日本語とのバイリンガルになっているMITメディアラボ所長の伊藤穣一さんなどもおられるのだから、このKuhlさんの研究結果に気落ちする必要がないのかもしれない。

その辺りの事情の研究も将来は進めてほしいものである。