私たちが家をもつようになったとき、猫の額ほどだが、自宅に庭をもつことができた。
その庭に笹を植えたらどうかと勧めてくれたのは妻の叔母であった。そしてある方のお宅から笹をすこし頂いて庭に植えていたが、笹は竹の一種なので地下茎でだんだん繁殖していく。
それで、それがあまりひどく庭に繁茂しないようにと妻ががんばって適当に刈り込んでいたが、その努力ももう限界でお手上げだと言い出した。
家を新築した当時はともかく、最近は私は庭木に水をやることも妻にまかせきりであったが、先週来の妻の体の不調で庭木に水をやることをここ数日引き受けている。
ところが妻に「笹が繁殖してもう私の手には負えない」と宣言された。それで、しかたがないから、毎日か2日に1回か笹をすこしづつ除去することにした。
ところが私はひざが悪く一度しゃがみこんでしまうとなかなか立ち上がることも困難である。
それでもしかたがないから、今朝からすこしづつ笹の除去をすることにした。物置からスコップや鍬をもちだして、笹を掘ったが、今日掘り起こすことができたのはほんの数本であった。
これから1か月か2か月の間、笹竹との闘いが続く。