日曜日の朝日新聞のGlobeという特別版には「図書館に行こう」という特集があった。
国会図書館ではいろいろな雑誌や古い書籍がすでにかなり電子化されているという。しかし、その閲覧は国会図書館に行かないとできないらしい。
昔の書籍で著作権の切れたものはいいが、著作権の切れていないものが利用を阻んでいる理由らしい。
私も2冊ほど本を書いたことがあるが、それらはあまり売れない。それで売れてほしいとは思っているが、それで著作者の立場としては図書館で読んですむなら、本は売れない。ということで著作権を強く主張したい気持ちはわかる。
一方、本の利用者の立場だと国会図書館に行かないとその閲覧ができないと地方にいる者としてはほとんど利用ができないということと同じように思えてしまう。
コピーのサービスを受けることができるが、それだって無料ではない。そういうことを言うのははばかられるけれども、NIIで無料でpdfの文書がコピーできるときにはほっとするが、そんなことができる雑誌はほんとに限られている。
ということでまだまだインターネットで何でも手に入れられる状況にはないのではないか。
前にもこのブログで書いたかもしれないが、武谷三男の著作目録の作成をしたし、また現在では遠山啓の著作目録を作成中である。
ところが遠山はその著作とか監修とか編集した書がとても多くて、そのあるものはすでに購入して持っているが、その全部を購入することなど論外である。ところが国会図書館でもその書の発行月日は発行月までで終わっており、なかなか発行月日までも知ることができない。
だから、その書をどこかの図書館から遠隔借出をして実物をみるか自費で購入するかしかない。ということで書籍を購入しては妻にもう本はいらないと小言を言われている。
遠山の関係した書は私の作成中の著作目録でも400冊を越えている。そのうちで私のもっているものは200冊前後であろうか。