ムソルグスキーの「展覧会の絵」というピアノ曲を市民コンサートで昨夜聞いた。
ピアニストの高橋礼恵さんの熱演にもかかわらず私はピアノ曲を好きになれない。特にダーンダーンと力強く演奏されると単なる騒音に聞こえてしまう。
これは私の耳の方がおかしいのであって、演奏者の責任ではない。しかし、大抵の場合はそう感じてしまうから、素人の感想には演奏者は困ってしまうだろう。
ムソルグスキーが親友の画家が突然亡くなってそれを記念してつくった曲だと由来があった。展覧会での絵を見て、それに発想させられての曲である。プロムナードとよばれる部分がところどころ曲の中に繰り返し、変奏されて入っている。
この部分は大抵の人が聞き覚えがあるはずである。その曲がなんであるかは知らないにしても。
昨夜は本当はテニスもあったのだが、市民コンサートの方によりお金がかかっているからという理由でコンサートの方に出かけた。もっとも昨夜は雨がちの天候であったので、実際にテニスができたのかどうかは知らない。
そういえば、テニス(tennis)はフランス語のtenez(トュネ)から来たとかいう話を読んだ。tenezは日本語で言えば、ものをさし出しながら「ほら」とか「そら」とかいうことであろうか。
動詞でtenirという動詞があるが、その敬称2人称の活用変化である。もっともここでは命令形だが。