物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

日本の希望はどこに?

2014-03-07 15:03:01 | 学問

大学を退職後に、大阪大学で自発的に研究を続けている友人にK君がいる。

いわゆるもう名誉の追求とかではなくて、単に好奇心を満たすために研究をしているのだ。

彼の机の隣にもこれは大阪大学を定年退職した、実験物理が専門のN教授の机があるそうだが、このNさんも同じような感覚をもっておられるらしい。

K君は日曜日を除いて、大学に出かけて研究をする。ときには大学院生の外書購読につきあっているとか。

私の友人のK君は学生のころから、才能を注目されていたらしく、実験物理学の先生から自分の研究室で、実験をしないかと誘われたことがあったとはK君から聞いたことがあったが、彼は素粒子物理学の理論の研究者になった。

大学を1年早めに定年退職した後に大阪大学が受け入れてくれて、研究場所として定めてから、もう数年になる。毎日が充実しているらしい。

また、これは私の元の研究仲間で友人のEさんもE大学を定年退職後も大学で研究を続けている。

こういう幸福な方ばかりではないであろうが、こういう方が多くいれば、ひょっとしたら、彼ら自身がbreakthroughをするか、そうでなくても彼らの薫陶を受けた若い研究者から、日本の科学の新しい成果がでてくるかもしれない。

高齢化社会も意外なところで役立つのではないかと希望がもてないでもない。


100円ショップ2

2014-03-07 11:00:27 | 社会・経済

ときどき100円ショップを利用する。封筒を買ったり、レポートパッドを買ったり、フォルダーを買ったりが主なことである。

100円ショップだから文句を言うところではないのだろうが、100円で買ったフォルダーの金具がうまく機能しなかったこともある。

でもいつ行っても100円ショップは大勢に人が来ている。私は自分の家に比較的に近い100円ショップでいつも買い物をする。

いつだったか、ドイツ人夫妻をホームステイさせたときに、おみやげを買うというので彼らを100円ショップに妻がつれていったら、とてもおもしろがっていた。

ちょっとした小物を買い込んで、お土産にするのだと喜んでいた。子どもなどは100円ショップで私が買い物をすることを眉をひそめている。

というのは、そういうことでは経済が活性化しないというのが言い分である。

だが、働いていたころの1/3の収入になったのだから、自衛策としてはしかたがないと、この前に子どもが帰郷したときにいったら、それではしかたがないというふうであった。