3月1日の朝日新聞でノーマ・フィールドさんにインタビューをしていた。
ノーマさんは日本文学の研究者で、シカゴ大学の名誉教授であるが、東京生まれのアメリカ人である。
どういう環境の方かはあまりよくは知らないが、お父さんはアメリカ人で、お母さんは日本人だという。
だからかどうかは知らないが、現在の日本のこともよくご存じらしい。今の日本の若者の中には明日の生活のために5年先とか10年先のことを考えられなくなっている人が多いという。
そういえば、先日のNC9で1300万の非正規雇用者がいるとか言っていた。もしそうなら生活に困ってしまう若者が多いはずだ。これは別に日本だけの話ではない。お隣の国韓国でも若者に職がなかったり、非正規雇用者が増えているということである。
これは困ったことであり、明日のために民主主義の価値も何も売り渡してしまうことになる。だが、それでもその若者を責める権利が私たちにあるのだろうか。
私なども生活には裕福とは言いかねるが、それでもなんとか生活は凌げている。もっとも働いていたときの1/3の収入になっているので、高い本などは買うときにはどうしても躊躇してしまう。
できるだけ入っていた学会は会費を払うのがつらいので、いくつかを退会したし、とっていた雑誌もその数を絞っている。
そうしていてもなかなかである。だが、5%の税金から8%に消費税が上がるということで無理をしていくつか本を最近買った。だから、逆に4月以降は消費が落ち込むのはしかたがないだろう。