物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

ノーマ・フィールドさん

2014-03-03 14:35:23 | インポート

3月1日の朝日新聞でノーマ・フィールドさんにインタビューをしていた。

ノーマさんは日本文学の研究者で、シカゴ大学の名誉教授であるが、東京生まれのアメリカ人である。

どういう環境の方かはあまりよくは知らないが、お父さんはアメリカ人で、お母さんは日本人だという。

だからかどうかは知らないが、現在の日本のこともよくご存じらしい。今の日本の若者の中には明日の生活のために5年先とか10年先のことを考えられなくなっている人が多いという。

そういえば、先日のNC9で1300万の非正規雇用者がいるとか言っていた。もしそうなら生活に困ってしまう若者が多いはずだ。これは別に日本だけの話ではない。お隣の国韓国でも若者に職がなかったり、非正規雇用者が増えているということである。

これは困ったことであり、明日のために民主主義の価値も何も売り渡してしまうことになる。だが、それでもその若者を責める権利が私たちにあるのだろうか。

私なども生活には裕福とは言いかねるが、それでもなんとか生活は凌げている。もっとも働いていたときの1/3の収入になっているので、高い本などは買うときにはどうしても躊躇してしまう。

できるだけ入っていた学会は会費を払うのがつらいので、いくつかを退会したし、とっていた雑誌もその数を絞っている。

そうしていてもなかなかである。だが、5%の税金から8%に消費税が上がるということで無理をしていくつか本を最近買った。だから、逆に4月以降は消費が落ち込むのはしかたがないだろう。


数式なしの物理学

2014-03-03 12:29:01 | 物理学

私が大学の教養課程で教わった物理のS教授は物理の研究者になる前は、技術者だったとか講義でもらされていた。

そのS教授は「数式のない物理学もできる」というようなことをよく言われていた。これは学生時代の私にとって夢のような話であったが、NHKのEテレで「MIT白熱教室」の放送でのLewin先生の物理講義を見ていると、その実験によって物理を直観的にわかるという可能性が確かにあることがわかる。

もちろん、数式なしの物理学には限界があろうが、実際にそういう多種多様な物理のデモ実験を見せられると、物理現象の理解にその威力が大いにあることを実感する。

Lewin先生の講義には父親に連れられて来たのか、小学生かと思うような子どももいる。そのような小さい子供にもなにか、いい印象を残すのではないかと思い始めた。

もちろん、白髪の老人とか、金髪の女性とかのような一般の方々が多いのだが、それでも物理を数式にあまり依拠しないで教える大きな可能性をここで示されたと感じている。


線形補間から球面線形補間へ 2

2014-03-03 11:31:39 | 数学

このテーマでここ数日考えている。

先日、義弟のbreezingさんが「線形補間と球面線形補間」についてのわかりやすいメモを送ってくれた。

これは私がインターネットで調べて知っていた方法とよく似ていたが、透徹した説明で私にもう一つはっきりしなかったことが明らかになった。

しかし、それは一つのやり方ではあるが、私は別のやり方がないかと考えて試行錯誤をしている。ところがsin関数以外の場合も許容されそうでsin関数だけに限定できそうになかった。

そんなはずはないのだが、なにがsin関数以外のときを排除するのかの基準がわからない。

tan関数について昨夜調べたが、どうも t =0 のときも t =1 のときも条件をみたしている。今朝がた夢うつつで t=1/2 の場合を調べたらどうかと思い出した。

それで朝食後に顔も洗わないでこの場合の計算をしてみたら、やはりこの場合にはべクトルの大きさが一定という条件がみたされていないことがわかった。

他の可能な関数の候補についてもちゃんとチェックをしないといけないが、やはりsin関数以外はべクトルが一定という条件がみたされていない可能性があると希望がもてる。

それぞれの場合を調べることはまだ行ってはいないが、多分sin関数だけに制限できそうである。