物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

交流回路

2016-01-11 15:46:06 | 日記
というものがある。これをきちんと意識して学んだことはなかったように思うが、三角関数の還元公式から三角関数の微分を4回すれば元の関数にもどるとかインダクタンスのある回路に交流電圧がかかれば、それによる回路に流れる電流は位相がずれるとか、そういうことに今関心が生じている。

すべては三角関数の還元公式から出て来た関心である。高校の物理の時間にコイルが回路の中にあれば電流の位相が90度遅れるとかキャパシターがあれば、90度進むとか聞いたと思うので、三角関数の還元公式との関連でこういうことに現在の関心がある。

電磁気学のテクストを読むとキャパシターとコイルとが共存する回路の例題もあり、LCRの直列回路で共振しているときには位相が変わらないというような例題もある。

なかなか交流回路などに関心をもつということはいままでなかったのだが、いろいろ書物を調べているところだ。それに関連してちゃんと位相のずれを回路の実験で調べることなど私自身はしたことがないが、回路のことに詳しい人に聞いてみたいと思っている。

NHKのEテレとかでこういうテクストの例題か演習問題のような電流の電圧からの位相のずれを見るというデモ実験とかをしていないのだろうか。そういうことを知りたい。

(2016.1.12付記)上に述べた電圧と電流の位相差があったり、なかったりする観測結果のオッシロのグラフを古い高校物理のテキストで見つけた。これは数研出版の「物理II」のテキストの中にあった。それによると確かにコイルに流れる電流は電圧よりも位相がいくらか遅れていることが見られる。

他のテキストにも同じような写真があるのかどうかはまだ調べていない。

アインスタインが亡くなったのは76歳

2016-01-11 11:47:45 | 日記
という。なんのことはない。私の現在の年令である。ということは私がむやみに歳を重ねてきただけのことだから、人にとっては年齢とは何なのだろうと思ってしまう。

それはいいが、今日の朝日新聞には彼の特殊相対論の論文がわかりやすいいいお手本のような論文だとあった。特殊相対性理論の論文は1905年出版されたが、私はこの論文を詳しく読んだことがない。

特殊相対論については大学のときに相対論の講義で学んだが、それをその講義の後で当時出ていたメラーの『相対性理論』(みすず書房)で読んで、良く分かったと思う。

一般相対性理論の方は今もってあまりよく分かっているとは言えないが、たしかに特殊相対性理論は難しくはなかったと思う。それでもミンコフスキーの4次元世界幾何学としての特殊相対性理論の方がわかりやすいと感じていた。