物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

命の水路を掘る

2016-09-12 13:11:30 | 日記
とか何とかいう、医師:中村哲さんの放送をEテレで見た。アフガニスタンの住民の医療を見る医師として派遣されたのだが、水の必要性を痛切に感じて27キロにも及ぶ水路を掘ってその水路の周辺を農業のできる土地とした。

水があることは100人の医師を派遣することよりもいいと彼は言う。彼は別にアフガンでの平和を目指した活動をしているわけではないのだが、結果的に農業ができて自分の家族と生活できる人たちはタリバンにもISにも参加する必要がなくなり、平和に暮らしているという。

もっとも彼が開いた水路の沿線では60万人のアフガニスタン人が平和に暮らせているけれども、それはアフガニスタンの人口の2%にしか過ぎないという。だが、そういう人が少しでも多くなれば、結果的に人々の心は落ち着いてくるのではなかろうか。

タリバンに行く人たちも給金をタリバンがくれるから行くのだという。乾燥して水の供給がなく耕す畠も枯れはてていれば、食べていくためにタリバンでもなんでも傭兵になるのだという。

もし水があって、農業ができれば、誰が好んで兵隊になるだろうか。考えさせられる放送であった。私はこれを深夜12時からの再放送で見たのだが、ゴールデンアワーにこの放送はあったはずである。

数学・物理通信6-7の発行

2016-09-12 13:01:20 | 日記
日曜日にもう一度6巻7号の自分の原稿を読みなおして一つだけ文献のページ数が落ちているのを見つけた。それを修正して先刻ようやく発行となった。

9月5日に日付の入った6巻7号である。一週間おくれで発行をした。今回は6巻8号はしないつもりである。

S さんの原稿が一つ積み残しになったが、これは許してもらおう。他に原稿があれば、発行してもいいのだが、今回は発行するに値する原稿が他になかった。

私ももう一つ書きたかったが、他の書かねばならない原稿があるので、それを書くのは控えた。

つづけて3号の発行という訳ではないので、燃え尽き症候群が今回はない。