私が図書館で借りたいと思う本が誰かに借りられているということがある。逆に私が借りて読んでいた本が次に誰かの借りたいという予約が入っているということもある。
これは偶然一致ではあるが、同じような関心をもった人の存在を意味している。今日図書館に返しに行く本に『昭和史の天皇 4』(読売新聞社)がある。ところが一度延長をお願いしたときにそれを読みたいという人の予約が入っているということだった。実は私がこの本を借りる前には多分長いこと誰にも読まれれずに図書館の書庫に眠っていたと思う。
ところが私が借りてその後にどなたかこの本を読んでみたいという人が現れたことになる。いまインターネットで検索してみると私が読んでみたいと思っていた数学史の本が誰かに借りられている。
そういうことがあるのだと思う。