作業を日曜日に一日中した。先日書いたThe Evolution of Physicsの日本語の単語の訳をところどころ入れるという作業をしたのだ。
これはある知人が英語で物理を学んでみたいということだったので、その学習の際の障害を少しでも低くしたいということで難しそうな単語に日本語訳をところどころ入れる作業をした。
実はこの本は岩波新書に日本語訳されているが、それをとり出してみたが、これは日本語としてはこなれた訳だが、それだから元の英語を理解するにはこの訳は役立たない。
それでそのままの形で29頁足らずを英単語の訳を初めはかなり入れていたが、だんだんに少なくしていくというふうにした。もっともある英語が一度出て来てそれをすぐに覚えてしまうなどという記憶にも優れた人間では私はないから、私の知人もそうではないだろうという想定をしている。だから、何回目かにまた出てくる英単語も日本語訳をところどころつけている。
何回も同じことばが出て来てようやく外国語を覚えるのである。一度出て来たらそれを忘れないなどという人も世の中にはおられるけれども普通の能力のわれわれはそういうことは期待できない。なんどもなんども同じ単語が出て来てようやくその言葉を覚えるのである。
私にはすでに知っている言葉でも何回か日本語を書いておくということは学習的には必要なことであると思っている。