というカタログが毎年、日本理学書総目録刊行会というところから発行されている。いつのころからかわからないが、しかしこのカタログに出版図書を掲載しない出版社が増えて来た。
実は私の書いた2つの本はいずれもこのカタログに載っていない。以前には1冊の本はこのカタログに掲載されていたと思うので、多分掲載を頼むためにはいくらかの分担金を支払わなくてはならないのだろう。
そうするとその分担金がけっこう高額であるとすれば、わざわざそのカタログに分担金を払って掲載を依頼するだろうか。そこらあたりが難しいところである。
特に、最近ではインターネットの時代である。印刷された書籍カタログが無料だといっても、それでどれくらいの書籍の販売の目安が立つのか立たないのか。
私だけではなかろうが、アマゾンコムの書評を読んで、その本を購入するか思い留まるかの参考する人はけっこう多いのだろう。もっとも本当はいい本でも手厳しい批評をする人も必ずいる。
一方では、どんな書籍に対しても甘い評価を与える人もいて、その本を購入するかどうかはやはり自己責任で決めなくてはならない。