物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

prepare, ingredient

2017-04-10 10:14:05 | 日記

プリペアprepareというと「準備する」という意味で高校の英語で学んで以来、知っている言葉だが、このprepareは料理をつくるという意味で最近はよく聞く。

フランス語でも「準備をする」という意味ではなく、pr'eparer(プリパレ)を「食物を調理する」という意味で最近聞いて覚えた。いま仏和辞典を引いてみると、やはり「準備する、用意する」という意味が先に出ているけれども、「食物を調理する」も3番目に来ている。

料理は食べることがその料理のある種の「完成」を意味するので、「調理をする」というのはある意味で「準備する」ことであるといわれれば、そうかもしれない。もっともprepareの「調理する」という意味にはそういう含意があるとはだれからも聞いたことがあるわけではないけれど。

ingr'edientというフランス語もこれは英語にも同じ語があるが、「要素」みたいな意味で英語の本の中でかなり抽象的な語として覚えたと思うが、いまでは「食品の材料」という意味の方でよく出会う。

これは料理等の話題で使われる日常用語である。だから、私ははじめはingr'edientを抽象的な意味で覚えたと思うが、いまでは食品とか料理とかの方でむしろよく聞く英語やフランス語である。

ドイツ語ではあまり聞いたことはないが、辞書を引いてみるとやはりdie Ingredienzという語としてある。料理用語として「添加物」と訳が出ている。

die Zutaten(添加材料)とかdie Beilage(添付、付加、付き合わせ)とかいうドイツ語をすぐに思い出すけれど、これらは料理に関係して覚えているドイツ語である。

(注)フランス語の語彙は1/3以上が英語と共通であると昔聞いたことがある。だが、発音はかなり違う。もっともprepareとかingredietnはそれほど発音が違わない言葉である。

英語からフランス語を学ぶのは発音でリエゾン、エリジオンとはアンシェヌマンとかを別にすればかなりやさしい。間接目的語や直接目的語の代名詞が動詞の前に出てくるというのが、フランス語の特色であるが、それはドイツ語の語順と比べればそれほど難しくはないと思う。また、形容詞が名詞の後ろに来るのが原則である。もっとも短い形容詞では名詞の前に来るものもあるが、これはむしろ例外である。

言語としてはドイツ語と英語の方が英語とフランス語の関係より近親関係にあるのに、語順という意味では英語からドイツ語に入るのは少し敷居が高いのは残念である。

だから、第2外国語として学ぶとすれば、フランス語よりもドイツ語を先に学んだほうが外国語の多様性を知るためにいいのではないかと考えている。もっともフランス語を話す人口の方がドイツ語を話す人口よりも多いので汎用性という意味ではフランス語を学ぶ方がドイツ語の学ぶよりもいいということはある。